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保育士のつぶやき。

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保育現場で働いたことのある人には響くこと。子育てを保育士から見る視点で。
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2024年1月の記事一覧

もうすぐ保育士になる人へ。保育記録が書けるようになるまでに大事なこと。

保育の現場は職人気質 子育てに正解がないように、保育も現場の感覚で動いています。 それもそのはず、同じクラス、同じ先生の組み合わせは どこにもないから。 あるのは、ふわっとしていてよくつかめない保育指針のみ。 そして、そこにいるのはいつも変化まみれの子どもたち。 同じくらいの年齢で集まっていますが、 個人差が半端なく、家庭の複雑な事情を背負っていて、 なおかつ、理解力が未熟なためこっちが合わせるしかない。 そして、保護者はわが子中心にしか見ていません。 集団で見ているこ

保育士だった私が、6人の園長先生から学んだこと。

なぜ、園長に? 公務員は転勤があるのです。 だから、私の保育園の移動と園長自身の転勤が重なって 今まで、合計6名の園長先生に出会ってきました。 その園長先生たち全員に、私はこんな質問をしてきました。 「どうして、園長になろうと思ったのですか?」と。 もしかしたら、 私もいつか園長になるかもしれないと思い込んでいたから。 あと、素朴に疑問だったから。 1人目、ムカついたから 新人の時お世話になっていた園長先生です。 私の保育仕事を支えてくれて、憧れの先生です。 はっ

どんなおばちゃんでも人生の先生。私の婚活は保育園がスタートだった話。

20歳までの生活 1月13日にもなると成人式を終えて、 友達と振袖姿の思い出写真を 見返している人も多いかと思います。 最近は、着物の後ろ姿に 推しのうちわを差すというのが 流行っているようですね。 さすが令和。 好きなものを堂々とアピールすることで 仲間と繋がるって感じがします。 さて、私が20歳ぐらいの時は 何を思っていたかを頭に浮かべてみます。 ちょうど、保育短大に通っていました。 この頃には就職が決まっていて いよいよ保育士になるってわくわくしていました。 でも

こどものえがおが嬉しい観察者の視点。

こどものえがお テレビを見ている兄弟が大爆笑をしています。 ケンカもせず、同じ番組をみて、二人が笑っています。 番組は小学生と芸能人のかくれんぼ対決。 その後ろで、父もつられて笑っています。 母は、テレビの内容よりも、家族の笑顔を見ているこの瞬間が幸せです。 昔、保育園に劇団むすびざという人形劇を見せてくれる3人組が来てくれました。3人で創り出す2つの物語の世界が凄くて、新米保育士の私が最初見た時はびっくりしました。演技のレベルが違う……。これは、大人の目線。 子どもたち

ねぇ先生、うちの娘と話してくれない?と言われたなめらかプリンの思い出。

パステルのなめらかプリンをみて思い出しました。 新人保育士へのお誘いあれは、私が働き始めて2年目~3年目だった時の事、 保育園で働くパートの女性からの提案がありました。 「ねぇ、先生。うちの娘がさ、保育士を目指しているんだけど。 実際保育士になってみて今の気持ちとかいろいろをさ、 うちの娘に話してやって欲しいんだけどいいかな?」 まだ新人の私が何を偉そうに言えるかどうかわからないけれど、 確かに学生のころって 実際働いている人の声を聞ける機会ってそうそうないよな~、 お

子どもの遊びと成長。おもちゃインストラクターで元保育士がこっそり教える、おもちゃの王様は、プラステン。

王様をさがせこの記事を見る方は、お子さんがいらっしゃるか 子どもの遊びに興味がある方なのだと思います。 私も子どもがいます。 仕事でも沢山の子どもたちと遊んできたし、 友だちの子どもたちとも関わっています。 たくさんの子どもたちと関わる中で興味はいろいろだし、 発達も個人差が大きいことがわかってきました。 そして保育園の園長先生は、 子どもの発達を踏まえておもちゃを選べと言います。 保育園では、子どもの好きな遊びを通して発達を促します。 そこで、おもちゃの知識がいるので