【登校渋り】「登校したくない」けど、登校したい〈失敗#6〉子どものこころ専門医なのに失敗子育て


結論:言動は受け止めて、行動を見る。




我が子は2人とも登校を渋りをします。いつもではなく、ときどきです。

長男の登校渋り


小学1年生の頃のことです。
入学したての「分離不安型」と名付けたくなる登校渋りのパターンです。

そもそも1人で登校できません。必ず妻が連れて行きます。学校が近づくほど泣き声は大きくなります。

何とかして靴箱を乗り越えて、教室にたどり着くと、担任の先生に引き渡して、妻は立ち去ります。


当時、私が連れて行ったことはなく、妻の心労は大きかったと思います。

それでも続けられたのは、以下の3つがわかっていたからです。

  • 保育園の卒園前から、分離不安が始まっていて経験していた。

  • 妻から離れた後は、楽しく過ごせる。

  • 帰ってきてからは、行きたくないと言わない。


長女の登校渋り


長女は、いつも「学校に行きたくない」と言います。
連休明けや疲れが溜まっている時は、「あたまいたい」「おなかいたい」「休んでいい?」と聞いてきます。

でも、つい昨日のことです。
夜はいつも通り「学校に行きたくない」と言い始めました。
それくらいでは、我々も動じないので、とりあえず流しました。

どうするのか観察すると、学校の準備を始めます。

「行きたくない」と言いながら、体は「学校に行く準備をします。


登校渋りの原因


我が家が経験しただけで、登校渋りを起こした原因は次のように挙がります。

  • 入学したて

  • 長期連休明け

  • 体調が悪い(頭痛い、お腹痛い)

  • 担任が休みがち

  • 年度途中で担任が変わる

  • 担任が頭ごなしに怒る

  • いじめられる



理由は様々で、一つではなく、同時に複数が起こることもよくあります。

後から振り返ったらわかるだけで、当時はもちろんわかりません。

しかし、子どもが休むと、親も仕事を休まなければなりません。

イライラすることもありますし、「頼むから学校に行って」と言うこともあります。


登校渋りを観察する


我が子を観察してわかったのは、登校渋りとは、

登校したくない vs  登校したい

の間で、揺れ動いている真っ最中で、言葉で「行きたくない」と言っていても、行動の方が本心に近いのだと思いました。


もちろん、その場だけでなく、帰宅後の様子も観察します。

登校渋りが悪化していくときは、ときどきは休ませて、原因が明らかになったら、学校の先生に協力をお願いしに行くこともあります。

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