【親も人間】おなかがすいて怒り出したのは父 #33.子どものこころ専門医の失敗子育て
子どもの頃の思い出。
遊びに行った帰りの車で兄とケンカして「もう遊びに連れて行かない。」と毎回母に怒られていました。
いざ、自分が親になってみると。。。
登場人物
私 30代 子どものこころ専門医
妻 30代 保健師
長男 小学5年生 noter パンダ少年
長女 小学2年生
休日の遠出
車で2時間の水族館におでかけしました。
私が起きたときには、すでに出発の準備が済んでいました。朝ごはんはオニギリ。
目的地に向かいながら、車内で食べます。
着いたのは、ちょうどお昼時でしたが、オニギリを食べたばかりなので、そのまま水族館に入ります。
午後の過ごし方
水族館を回り終わると、長男は園内を探検する、長女は隣接する博物館をみたいと言い出し、2手に分かれることになりました。
私は長女に付き添います。長男には妻がついて行きます。
博物館のミニシアターの間、私は快適に眠りました。
すっきりすると同時に、猛烈な空腹感が襲ってきます。
合流しようと妻に連絡をとると、遠くへ歩いてしまい30分ほどかかるとのこと。
私と娘は博物館で時間を潰して待ちます。
結局合流したのは、16時ごろ。
私の空腹は限界でした。
車まで行けばお菓子があるので、少し早足で駐車場に向かいます。
空腹に耐えながら、帰り道の夕食をどうしようか考えていたら、
長男「このまま、おじいちゃん家に行きたい。」
私「あなたが探検して、みんなを待たせた。その上、わがままを言うのか。」
長男が表情を歪めながら黙ります。
駐車場まで続く沈黙。
車に着き、お菓子を食べる間も沈黙。
子どもの頃を思い出す。
私が子どもの頃、遊びに行ったら、必ず帰りの車で兄と喧嘩をしました。
母「なんでケンカするの。もう、遊びに連れて行かないよ。」
ほんとうに毎回、怒られていました。
楽しかった一日が終わってしまう寂しさに、疲れと眠気と空腹が相まって、お互いに機嫌が悪くなるのでしょう。
親もイライラする
私の身に振り返ってみると、母もおなかがすいて疲れていたんだと思います。
そして今日、私は空腹からくる怒りで、長男に八つ当たりしてしまいました。
妻も気を使って何も言わないでいます。
せっかくの楽しい一日を台無しにしてしまう。
私「おなかがすいて、イライラしていた。ごめん。」
長男「ううん。ごめんね。待たせて。」
妻「おじいちゃん家に行こうか。」
こうして、無事、いい思い出として家に帰ることができました。
怒りすぎたら謝る
我が家では、感情に任せて怒りすぎたら、冷静になったら謝ると決めています。
長男のかんしゃくが多い頃、「できるときは、あとでいいから謝ってね。」と伝えたのが始まりでした。
親から謝るのはなかなか難しいのですが、ルールと思うと気持ちの踏ん切りがつき、謝りやすくなります。
最初の一言があれば、雰囲気が変わります。