見出し画像

勉強のことに不安がある子どもたちへ

1 学力が落ちないか心配です

Q 学校の休校が長引いていますが、学力が落ちないか心配です。家で、どのように学習を進めればよいですか。

 あなたの手元には、インターネット環境がありますか。国や市区町村のウェブサイトには、家庭学習のための学習素材が提供されています。例えば、文部科学省の「子どもの学びの応援サイト」、東京都の「ベーシック・ドリル」などがあります。NHKも、サイト上で、無料の動画教材を配信しています。
もし学校や塾で学習教材が出ていなくて勉強する教材がない人、学校の宿題が終わってしまった人は、このようなコンテンツを使ってみるといいかもしれません。

※ 各相談窓口は、特に記載されていない限り、日本語での会話が念頭に置かれています。

 ◎文部科学省「子どもの学び応援サイト」

 ◎東京都「ベーシック・ドリル」
東京都が作成している家庭学習用の問題集。単元ごとに問題が整理されており,基本的な事項について家庭学習をすすめることができます。
東京ベーシックドリルの概要と使い方

 ◎NHK for School

2 パソコンなくてオンライン授業が受けられません

Q オンライン授業が始まるという連絡が来ましたが、家には自分が使えるタブレットもパソコンもインターネット環境もありません。学校の勉強についていけなくなるのではないかと心配です。

 東京都では、区ごとに色々な対応をしています。

 渋谷区などでは、一人一台、タブレット端末が配布されています。ほかの区でもタブレットやWi-Fi端末を貸し出してくれたり、端末があるかどうかの調査を始めるなどしているところもあります。
 あなたの住む地域でも貸出がされているかもしれません。ご両親に相談しながら、調べてみてください。「●●区(お住まいの市区町村) タブレット 貸し出し」と検索してみるといいですよ。
 民間団体で無償でWifiとデバイスの貸与を行っているところもありますので、もし学校や自治体が貸し出してくれないときには、相談してみてください。

※ 各相談窓口は、特に記載されていない限り、日本語での会話が念頭に置かれています。

文京区ICT機器の無償貸出

認定NPO法人 カタリバ
就学援助世帯(100世帯)に対して,無償でwifiとデバイスを貸与。
条件等については,直接ご確認ください。

3 学費が払えなくなりそうです

Q親の収入が激減し、自分のアルバイト収入も減りました。今後の学費が払えません。

 奨学金の申請ができるかもしれません。
奨学金にも、給付型(返さなくていいもの)、貸与型(返さなければいけないもの)という種類があります。それぞれ、親の収入などの要件があります。親の収入の資料を出す必要があるので、親とも相談してみてください。奨学金の返済などで困っている場合には、奨学金の問題にくわしい弁護士が、無料相談を実施しています。

※ 各相談窓口は、特に記載されていない限り、日本語での会話が念頭に置かれています。
 
 ◎文部科学省の案内

 ◎日本学生支援機構の案内

 ◎家計急変を理由に新制度を申請する際の証明書類に関するQ&A

(参考)
 ◎奨学金問題対策全国会議
奨学金の返済や各種の救済措置の適用に精通している弁護士に無料で相談できます。 

 ◎朝日新聞厚生文化事業団による新型コロナウイルス緊急学生応援金
社会的養護(児童養護施設、里親家庭、自立援助ホーム)の環境から巣立ち、大学や専門学校等で学ぶ日本全国の学生に一律5万円を支給(返済不要)し、学びを応援する取り組みです。 

4 家族がコロナに感染しました

Q 家族がコロナに感染しました。学校が再開しても、いじめられてしまうのではないかと心配です。

 いじめは、子どもの人権を傷つけるもので、あってはいけないことです。
 今、すべての学校が、いじめ防止対策推進法に基づいて、「いじめ防止基本方針」を学校ごとに定めて、学校内にいじめ防止のための対策組織を作ることが義務付けられており、いじめを早く見つけて、解消することに努めています。
 まずは、信頼できる先生や親などの大人に相談してみましょう。一人では難しければ、頼れるお友達に話してみたり、私たち弁護士も、相談に乗ります。

※ 各相談窓口は、特に記載されていない限り、日本語での会話が念頭に置かれています。

 【弁護士に相談したい場合】
 ◎東京弁護士会の子どもの人権110番  
  (TEL03-3503-0110)

※ 私たちは、google翻訳の内容の正確性については保証できません。googleによる機械翻訳の内容は、あくまで参考として読むに留めてください。

Google翻訳(Google Translate)はこちら