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#2.「鹿威し」の音と水

おたまじゃくし、に息子(4歳)と一緒に、庭園で出会った日。

「ちょっと、水汲んでくる〜」と、たまたま側にいたチビッコなお兄さん(推定6歳)が、茂みの向こうに走り出す。

聴こえるは、「カコン…」という、鹿威し(ししおどし)の音。お見合いの席で、静寂漂う中に響く、そう、あの音。

たしかに、水を補給するには、ちょうどいい水の流れかも…と、その機転に感動。そして、他の公園利用者のご迷惑になっていないか、鑑賞の邪魔になっていないかを確認しつつ、「お、すごい水場を見つけたんだね!」と、お兄さんとガッツポーズ。縦割り保育、バンザイ。

風流だー、じつに遊びが風流だー!

と、恵まれた幼児教育環境に感謝しつつ、「つくばい」「ちょうずばち」「すいきんくつ」…等々、関連ワードが、よく違いがわからないまま、ゴチャと私の頭から飛び出してきた。

↑↑「日本庭園にまつわるアレコレ」が、よく纏められた良記事です^_^

それにしても、水琴窟(すいきんくつ)は、まだ実物を聴いたことがない。ちょっと捻って、メディアアートとして、再現された作品には触れたことがある。本来、地下構造で見えないはずの水琴窟が、可視化され聴覚と共鳴して、ひじょうに面白かった。

赤松音呂氏の作品「Chozumaki」↓↓

現実(実体験)と虚実(アートもその一部)とを繋げる、こどもの遊び、とはなんだろう。どういう読み聞かせと、体験に導いたら、それらが彼らの中のシナプスとして、繋がるのだろう。

明日も、森羅万象に向け、こどもと一緒に生きていこう。

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