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足裏が身体のバランスにとって大切な理由~活躍するメカノレセプター

足がしっかり着地していないとあちこちに不具合がでます。
これ、治療室でも皆さんに散々お話していることなんですが...
大きい筋肉だけ鍛えてもだめなのよ....

地面をしっかり踏める足作り、お子さまのみならず大人も大切です。
ということで今日はその運動を振り返ったり深掘りして参りたいと思います!

■まずは色々と振り返ります…!

今までも足裏の筋肉の作り方をご紹介したり、

足裏からの聴覚へのアプローチもご紹介してきました。

今日はなぜこれほどしつこく足裏が大切と言い続けるか。
鍼灸治療の症例も併せてお話しますね。

■バランスを感じとる『メカノレセプター』

固有感覚とか「メカノレセプター」って聞いたことありませんか??
姿勢や傾きを制御しているセンサーのことです。
筋肉・腱・関節周りに存在していますが、特に足裏にはたくさんあるのです。

このセンサーで感じ取った情報が神経を通して脳に送られ、脳で情報処理したら今度はまた神経から指令がとび筋骨格系でカラダのバランスをとるのです。

・・・しかし、文章だとわかりにくい!!笑。
ので、下記の動画をご覧ください。


ね、転ばないようにバランスとってますよね。
この時働いているのがメカノレセプター。傾きを感知して脳に信号をだしています。


■そしてこのメカノレセプターはですね…

足底のどこに多く存在しているかというと、主に肉球スタンプのあたりです!
中でも親指とその付け根あたりには密集しています。

(私の力作 いまひとつですね...)

ここを積極的に刺激しておくと、カラダのバランス感覚はかなりよくなります。
私が「ロープ歩き」を頻繁にご紹介している理由はここにあるのです。

もちろん色々な素材の上を歩くとか、足裏マッサージなどもいいですね。


■私的にはやっぱりお灸の熱刺激もオススメしたい!

小さいお子さまやお灸が苦手なお子さまにはドライヤーで熱をあてるだけでもいいと思います。これなら子どもの協力が無くてもできそうでしょ?

この回でドライヤー灸について説明しています。
↓↓↓


■そして、脳出血の患者様の体験談

今ではお子さま専門的な立ち位置にいる私ですが、元々は脳梗塞の患者様が専門でした。
脳梗塞や脳出血だったり多発性硬化症など脳に関わるご病気の方を数多く診てきました。様々な症状の方がいらっしゃいましたが、足裏関連でとても印象的な男性の話をご紹介します。
その方は当時60代後半、脳出血を発症後足裏の感覚異常に悩み来院されました。
「手足に麻痺がないから贅沢な悩みかもしれないけど、裸足で歩いても靴下をはいているみたいに一枚なにかかぶったような違和感がある。足裏の感覚がないんだよ。これがなんとかなると嬉しい」

発症してから5年経過してからの来院ということもあって、どのように回復していくか...
「やれることはやってみますね。」とお答えしました。

幸いスムーズに成果が現れ2回目の施術後にはほぼ違和感がとれ、3回目の時には、
「以前の足裏の感覚が戻ったよ!畳を歩くと畳の目だってわかるようになったよ!」
「足裏に感覚がないと本当に危ない、カラダのバランスがとれなくてなさけなかった。人のカラダはもろいもんだね。足は大事だね」
としみじみおっしゃってました。

足裏の感覚の大切さがリアルにわかる事例。
もちろん脳へのアプローチの鍼もしましたが、なんといっても足裏へのお灸が決めてだと思っています。
もちろんメカノレセプター狙いのお灸でした!

改めて、人のカラダってすごいなぁと思いませんか?
私は日々感じています!そしてアプローチ次第で変わります・・・ので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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