【食育】#5 家庭における食育とは?
こんにちは!こどもSHOKUデザイン(@kodomo_shoku)です。
このように「食育」という言葉を耳にしたことがあっても、家庭でどのような取り組みをしたらよいか迷う保護者の方もいるでしょう。
食育と聞くと、特別なことをしなくてはいけないと考えがちです。
毎日家庭で当たり前に行っている食事での声掛けなど、簡単なものでも充分に食育へとつながります。
今回は、保育園栄養士を経験した視点から、家庭での食育について以下の内容をお伝えします。
家庭での食育の進め方に悩んでいる保護者の方はもちろんのこと、保育園栄養士でご家庭へ食育についてお伝えしていきたい方にもお役立ていただける内容です。
ぜひ最後までご覧ください!
家庭における食育とは?
はじめに、そもそも食育とはどのようなものなのか、一緒に確認をしていきましょう!
日本では、2005年6月に食育基本法が施行され、翌年2006年に、食育を推進するための基本方針を定めた「食育推進基本計画」が制定されました。
食育基本法は、”国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむこと“を目的に施行され、食育については以下のように定義されています。
子どもたちに限らず、食育は私たち大人にとっても健康的な生活を送るために必要なことだとされています。
そのなかでも、一生の食生活の基礎となる乳幼児期では、食の大切さを知るための機会をできるだけ多く作っていくことが必要であると考えます。
「食育」と一言でいっても、正解はなく人それぞれで、考え方や捉え方が異なることも多いです。
まずはご家庭で、子どもの成長に必要な食育はなにかを話し合い、ご家族で食事に対する認識合わせしておくのがおすすめです。
前提をそろえたうえで、家庭では、無理なくあくまで日常のひとつとして、子どもたちの成長につながる食育ができるとよいでしょう。
食事は家族そろって食べる、よく噛んで食べる、食事を作ってくれた人に感謝の心を持つなど、何気なく行っていることが家庭での食育につながっていきます。
おうちでできる食育の取り入れ方
家庭で食育を取り入れたくても「毎日忙しい中で食育をするなんて難しい…」と考える人もいるでしょう。
前述の通り、特別なことはしなくても、普段の食事や生活を少し変えるだけでも子どもの食育につながります。日常シーン別に合わせて、家庭でできる食育をご紹介します。
食事の準備でできること
旬の食材を料理に使う
食材の下処理をしてもらう(きのこ類をほぐす・葉物をちぎるなど)
簡単な料理の工程を手伝ってもらう(まぜる・切る・わけるなど)
料理を盛り付ける(ごはんやお味噌汁を取り分けるなど)
食器や食具の準備や後片付けをしてもらう
食事中にできること
正しい配膳やはしの持ち方を伝える
家族で楽しく食事をする
食事を作ってくれた人に感謝の心をもつ(いただきます・ごちそうさまでしたの挨拶をする)
使っている食材や料理について話をする
よく噛んで食べる大切さを伝える
決まった時間に食事をとる
生活のなかでできること
子どもと一緒に買い出しに行く(料理に使う食材を選んでもらうなど)
プランター栽培など簡単な家庭菜園を一緒にやってみる
食べ物に関する絵本を読む
家庭での食育は無理なく行うことが大切です。
いくつか事例を紹介しましたが、「土日など比較的時間にゆとりがあるときに少しだけやってみる」という心持ちで問題ありません。
できそうなことや子どもが興味を持ちそうなものから、少しずつ無理のない範囲でトライしてみてくださいね!
まとめ
今回は、家庭における食育について、考え方や簡単な食育事例をご紹介しました。
一番大切なのは、子どもに食の大切さを知ってもらうために無理せず続けることです。
今回紹介したものはあくまで一例ですので、お子さんの成長に合わせて、ご家庭での食育を考えてみてください!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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