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『ありがとう!ママはもう大丈夫だよ~泣いて、泣いて、笑って笑った873日~』全文公開④ 生体肝移植手術前夜、忘れられない夜
我が子・優司の命を救う唯一の手段は「肝臓移植」のみである』―という事実を、入院した国立成育医療研究センターで告げられ、母親として生体肝移植のドナーとなることを、選びます(『ありがとう!ママはもう大丈夫だよ~泣いて、泣いて、笑って笑った873日~』全文公開③ 立ちはだかった、小児生体肝移植の現実より)。 移植手術を待つ間、私の心のなかでは『夫に悲しい思いをさせたくない』という思いが引っかかり、何度も気持ちが揺れ動きました。しかし、その間にも優司はニッコリと笑うことを覚えてくれ
¥100『ありがとう!ママはもう大丈夫だよ~泣いて、泣いて、笑って笑った873日~』全文公開③ 立ちはだかった、小児生体肝移植の現実
我が子のうんちが白い原因や病名などは不明なまま。そして、やっとはっきりとしたことがわかったのは3月も半ばになった頃、『生まれてからたった3カ月の間に、優司の肝臓はほとんどその機能を失ってしまい、体全体が危機的状況にあること。そして命を救う唯一の手段は「肝臓移植」のみである』―という事実を、入院した国立成育医療研究センターで告げられました(『ありがとう!ママはもう大丈夫だよ~泣いて、泣いて、笑って笑った873日~』全文公開② 命を救う、唯一の手段はより)。 優司の目や皮膚が黄
¥100『ありがとう!ママはもう大丈夫だよ~泣いて、泣いて、笑って笑った873日~』全文公開② 命を救う、唯一の手段は
2015年12月26日、武藤家の次男、優司誕生。2か月経ったころ、母子手帳に記載された『乳児のうんち』の便色シートで分かった息子の体調異常——自宅近くの小児クリニックのなじみの先生に大慌てで飛び込みました(『ありがとう!ママはもう大丈夫だよ~泣いて、泣いて、笑って笑った873日~』全文公開① 2015年12月26日、武藤家の次男、優司誕生。より)。 直感的に、ただごとじゃないことが起きているような気がしました。見たことのないうんちの色と母子手帳の注意書きで、子育て2度目の余
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『ありがとう!ママはもう大丈夫だよ~泣いて、泣いて、笑って笑った873日~』全文公開① 2015年12月26日、武藤家の次男、優司誕生。
2015年12月26日、武藤家の次男、優司誕生。 我が家は、夫(司・つかさ)、私(梓・あずさ)、6歳年上の長男(祥 司・しょうし)、そして優司(ゆうし)の4人家族となりました。 新しく家族に加わった優司を囲み、私たちはこれから待っているだろう希望と喜びに包まれていました。赤ちゃんが生まれたら明るい未来に胸を膨らませるのが普通で、こどもが大きくなってやがて家を巣立つ時まで、その幸せが当たり前のように続いていく……。何も疑わずそう思っていました。 優司はとてもおとなしい赤ち
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