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DNA配列に記憶された”泣き”へのコミュニケーション

我が家のお子も生まれてはや20日。ミルクの飲ませすぎでお腹が苦しいのか寝る前からずっと泣いて一昨日はとても心配でしたが、昨日は朝からうんちが出てスッキリしたのか表情がキラキラしてました(笑

うんちしたオムツを交換した直後にまたうんちをされました…我が家ではこれを”おいうんち”と命名しました(笑

1. 感情の読み取りができるようになってきた!

生後1週目頃から、表情の乏しかったお子もうっすらとほほえみや不快そうな顔が出て、数日後にははっきりとした嬉しい笑顔、満足した顔、興味しんしんなキラキラした顔、スッキリしたキラキラした顔、興味なさそうな顔、苦々しい顔、しぶそうな顔、不快な顔と表情だけで読み取れることも増えてきました。

同時に泣き方も1週頃から変化があった気がします。生後1ヶ月目頃でまた泣き方が変わるようなので、「観察と結果」noteをもう少ししてから書くとして、「計画準備」noteでは”泣く”について考えを深めたいと思います。

2. 身体性の獲得がなければ意識ができない

今時点での赤ちゃんは3次元のこの世界や自分の体を認識しておらず、自己という存在がまだ薄い状態だと僕は考えています。

例えば、僕は椅子に座ってPC作業をしていると、手先と頭、ときおり首と肩くらいしか意識がいかず、手先と頭を繋ぐ胴体の存在を忘れています。下半身は無意識的に脚を動かしてはいますが、その存在はやはり忘れています。でも寒いなとか刺激があれば、意識(注意)が向いて一瞬で胴や下半身の存在は浮上してきます。

身体性があるのは刺激部位を特定して瞬時にその部位に意識(注意)を向けられるからです。しかし、赤ちゃんはそのような能力が希薄です。繰り返される外部刺激によって身体性が獲得されるまで(腕や脚、胴がどこにあってそれが自分だとわかるまで)、身体性の未熟な赤ちゃんにとって、自分は宙に浮いた顔と手という存在だと思います。

泣き方が変化したと書きましたが、抱っこして欲しいときはアッアッとメソメソ泣き、ミルクが欲しいときはアー、アー、ンギャーと力強く泣くなど、目的別に泣き方が変わってきています。

口というより喉かもしれませんが、そこの身体性がついて意識(注意)ができようになったので目的別に泣き方を変えれるのかもしれません。

3. またもDNA配列に組み込まれた記憶

しかし、目的別の泣き方があるとはどういうことでしょうか。表情も同様ですが、赤ちゃんが刺激に対して快・不快を半ば自動的に判断して表情や泣き声を使い分けて表出できるのは、DNA配列に組み込まれた記憶(刺激に対する処理の型)があるからだと思います。

4. 頭の中に共通辞書はない?


話が飛びますが、2004年頃からBrain Machine Internet(BMI)や最近だとBrainNetと言われる脳と脳をネットで繋げてコミュニケーションを行う研究があります。

BMIの例だと、2020年、カルフォルニア大学の脳神経外科医エドワード・チャンの研究チームが、脳波を読み取りテキスト化するAIを作成。その精度は最大97%だそうです。Facebookも同様のことを進めていますね。

ワシントン大学の研究で脳と脳をネットで繋げる実験では、脳波をダイレクトに相手に送ることはしていません。おそらく人によって言葉と脳波が異なるから解釈できないのだと思います。

もしも脳波に生得的なコードがあって、例えば食欲・睡眠欲・生理現象などの原始的な欲求が誰でも同じなら、赤ちゃんが何をして欲しいかわかるのにな…今後の研究に期待したいです。妄想の域ですが、DNA配列に組み込まれた記憶として、そういったコードもあるのかなぁと思ってます。


5. 赤ちゃんの泣き声を解析するアプリ

脳波によるテレパシー的な技術が一般化するのはもう少し先として、音声解析で赤ちゃんがなぜ泣いているのか予測するAIアプリが出ていました。面白いと思われた方はインストールしてみてはどうでしょうか。

パパっと育児@赤ちゃん手帳
 -家族で記録を共有、AIで育児をサポートする育児記録アプリ

試してはいませんが、海外アプリでも同じようなのがあるようです。

ChatterBaby™ アプリ
どうやって基本の泣き声のデーターベースを作ったのか紹介しましょう。まず始めにワクチン注射やピアスの痛みによっての泣き声を集めました。その他に育児経験多い母親たちから、痛みではない泣き声(かまってほしい、お腹がすいた、お母さんと離れての不安、夜泣き、恐怖、など)も集められました。そしてその泣き声の中から母親たちによって最もそれらのカテゴリーに適した泣き声が選ばれアルゴリズムに伝えられ、私たちと同じような耳をもつ「ゴールドスタンダード」を確立したのです。今現在のモデルでは泣き声を三つの種類(空腹時、痛み、かまってほしい)に分けています。この三つに分けた理由は、生まれて間もない赤ちゃんや生後数か月の赤ちゃんなど成長には関係なく泣く音のパターンが同じだからです。



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