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こどもの誤嚥・・・どうする?

こどもに多い事故、誤嚥です。
飲み込んでは危険なものを飲んでしまった!のどにつまらせてしまった!
こどもはこれくらいの物なら飲み込める、これは食べられるの判断が出来ません。
今回は誤嚥で多いものの対応についてお伝えします。

★おもちゃを飲んだ場合
おもちゃの誤嚥で多いのが、兄弟がいて
兄弟のおもちゃを下の子が飲んでしまったケースです。
こどもは興味があるものを口にします。
※詰まってしまったら、顔色が悪くなって、よだれが出て、呼吸が出来ずに苦しくなります。慌ててしまって呼吸状態が悪化することもあるので、救急車を呼んでください。
1歳未満のおこさんの場合、親御さんの太ももの上にこどもをうつぶせにし、背中から肩甲骨あたりを強く叩きます。
1歳より大きいおこさんの場合、こどもの背中側から親御さんの腕を回し、みぞおちのあたりで手を組んで上向きに圧迫します。
※呼吸が戻ってきた場合でも医療機関を受診してください。
予防のためにはのどに詰まるサイズ(4センチ程度で飲み込みやすいサイズ等)のおもちゃは置かないようにしましょう。

★たばこをのんでしまった場合
ニコチンの毒素でこどもは1本程度のニコチンでも致死量にあたります。ニコチンを摂取すると、顔色が悪くなったり、吐き気がでて重症になるとけいれんや心停止をします。
また、たばこが捨てられている水や濡れているたばこを口にすると、水に溶けているニコチンは吸収が早く危険です。
もし、気づいたら「どのくらい飲み込んでしまったか」「受診できるまでの時間」を確認し、大至急対応してください。
※口には灰皿などの水で汚れているけれど、飲んだかはわからない場合は、飲んだものとして対応してください。

★くすりを間違って飲んでしまった場合
大人の薬をこどもが飲んでしまった場合などは、どんな薬を飲んだか種類や量を確認し、受診してください。
早くきづいた場合は胃洗浄が必要です。飲んだ時間も確認しましょう。

★電池
おもちゃに使ってある電池は誤嚥のないように製品化されてはいます。ですが、予備の電池を自宅に置いておくことで飲み込んでしまうケースもあります。
電池は飲んだものによっては医に穴が開くことがあります。
どんな種類の電池を飲んだかを確認し、すぐに受診しましょう。

他にもこどもの救急オンライン(日本小児科学会)

#8000  救急電話相談

などを活用しましょう。

こどもの事故は未然に防げるような日常生活の工夫が必要です。
ご家庭でもご検討ください☺

毎日インスタライブでこどもに関するライブ配信中です。


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