こどもの帯状疱疹について
昨日お話したみずぼうそう(水痘)に感染したあとに罹る病気が帯状疱疹です。
過去に水痘に罹った人が免疫が低下した際に、神経に潜伏していた水疱帯状疱疹ウイルスが再活性化します。
その結果、帯状疱疹の症状が出現するのです。
本日は帯状疱疹についてお伝えします。
★症状
神経に沿って皮膚に症状が出現します。
水痘に罹った後、水疱帯状疱疹ウイルスが神経細胞に潜伏するので、神経に沿って症状が出現するのです。
発疹が胸や顔面、腰周辺など様々な箇所に出現しますが、
どちらか片方に出ることが多いです。
発疹は水疱のような赤みがあり、群をなしてでることが特徴的です。
また神経に沿って症状が出現するため、激しい神経痛を伴います。
この神経痛は後遺症として痛みがしばらく残ることがあります。
また、水疱の中に存在するウイルスに接触することにより感染します。
帯状疱疹の水疱からの接触感染により、水痘に罹ったことがない
人が感染すると、水痘に罹ることになります。
★治療
抗ウイルス薬により治療します。
★予防
水痘に罹る前に水痘ワクチンの予防接種によって、水痘帯状疱疹ウイルスの感染を予防することで、帯状疱疹の罹患を予防できます。
また。50歳以上の予防として、帯状疱疹ワクチンの予防接種が有効です。
水痘ほどの感染力はないと言われていますが、妊婦や免疫抑制する治療をうけている人の感染では重症化する場合があると言われています。
帯状疱疹に罹患した人が水痘に罹患していないこどもに接触する場合は、接触感染しないような留意をする必要があることも覚えておいていただきたいです。
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