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こどもの母斑について

生まれつきの皮膚の色や形の異常を母斑といいます。
今日は母斑についてお伝えします。

★母斑の種類
〇赤あざ(血管腫)
・イチゴ状血管腫
乳児の1%にみられます。大きさもさまざまで、赤色の扁平局面として出現し、急速に膨隆・増大することがあります。
学童期までに自然退縮する傾向にありますが、瘢痕を残すことがあります。
・サーモンパッチ(正中部母斑)
新生児から乳児に出現し、眉間、眼瞼内側、額に好発します。
1歳半以内に自然消退します。

〇茶あざ
・カフェオーレ斑
出生時から乳児期に出現する茶褐色の色素斑です。
直径1.5㎝以上の色素斑が6個以上ある場合、全身疾患(レックリングハウゼン病)の部分症状である可能性を考えます。

〇蒙古斑
出生時、生後1か月前後に仙骨部・尾骨部に出現する青色斑です。
10歳までに消失しますが、他の部分にある場合は消失することが少ないのでレーザーの対象になることがあります。
基本的には治療の必要はありません。

★治療
レーザー療法を行います。
痛みやからだの負担がすくなく効率的に治療を行うことが出来ます。
赤ちゃんに対しても安全性の高い治療方法と言えます。
レーザー治療は赤みや痛み、火傷などの副作用が生じる可能性があり、
副作用を最小限に抑えるためにも、医師の処方箋や指示を正しく守り、治療を行うことが大切です。

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