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新規事業トレースマップ

シンチャオ!

他社の新規事業をトレースしていく中で1枚の資料にまとめてトレース記録を残したく、新規事業トレースマップを作成してみました。

新規事業トレース

PR TIMESなどで、資金調達した企業の事業情報を逆探知して、アイデア内容を深掘ることで、アイデア検討のトレーニングを行うためです。ラクスルのワークサンプリングテストの内容などを参考に作成しております。

使い方は①~⑪の項目について、他社の新規事業や資金調達のプレスリリースからアイデアの逆探知を行い、内容を埋めていきます。

また、他社が新規事業を事業戦略上の位置づけとしてどのように考え、自社事業の何をリソースと捉え、どの市場に参入しているかなどもトレースできるアウトプットフレームとしては、アンゾフマトリクスが非常に使えます。段階①よくある事業戦略フレーム

新規事業トレース (1)

段階②上記の図を下記の様に分解

さらに、上記を細かく分解した図解を、MASAHIRO SHIMIZUさんがnoteで投稿されており、非常に勉強になりましたので、紹介させて頂きます。

引用元をベースに作成しております。

新規事業トレース

最後に、M&Aを検討する際の基本的な戦略フレームも活用すると、他社の新規事業の位置づけをより理解できるかと思います。

新規事業トレース (2)

これらのトレースは、時間をかけずに短い時間(1事業30分程で項目埋めるイメージ)でアウトプットを出しきることで瞬発的にアイデアの質を向上できるのではないかと思ってます。

また、アイデアの質の改善だけでなく、知見の拡大にもつながります。昨年12月手前頃、クラフトアイスクリームブランドが資金調達を行っており、アイスブランドが調達できる所以が気になりトレースしたところ、

・アイスクリームだけの市場規模で1,500億円
・生産労働人口当たりのアイス消費量/月が2~4回
・平均アイスクリーム単価が200円~300円
→アイス好きはもっと食べるし、同居人は2日の1回の頻度で食べている。

ただ、目立ったブランドはバスキンやハーゲンダッツしかなく、乳脂肪成分に富んだ上質なアイスクリームをアイスクリーム好きな層に販売すれば成立するイメージがある。など、異業種の市場機会などの知見も広がります。

何事もトレーニングによって基礎レベルを鍛えることができると思うので、良かったら参考にしてみてください。

余談だけど、サッカーチームの戦略をトレースできるマップも個人的には作りたいものです。

それでは、カモーン!



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