因果関係と相関関係


学校教育だと身につかない範囲

因果関係は高校数学で習うが、相関関係は統計のあたりで少し触れられる程度。
この2つが似ていて、混同されやすいものであるということはあまり理解されていない。

詐欺や誤情報に悪用される

詐欺や誤情報に悪用されることがある。発言している本人も気づいていない場合も多いと思われる。相関を因果と誤認するパターンが多い。

IT系やお勉強だけのガリ勉が危険

IT系の人ほど相関を因果と勘違いしやすいのではないかと推測している。全てがコンピュータ内で完結しているため、ほぼ全てが因果関係があり、相関関係というものにあまり遭遇しないからだと推測できる。

自然を相手にしていると強い

自然というのは考慮しなければならない条件というものが多く因果関係を断定しにくい。それを踏まえた上で条件を絞り因果関係を見つけていく。

因果関係と相関関係の違い

因果関係というのは相関関係に含まれる

因果関係

原因と結果である。
言葉通り、直接関連がないといけない。

相関関係

原因と結果のように直接関係があるかないかはわからない。しかし、どちらかが起こるともう一方も起こったり、同時に起こったりすることを言う。
高校数学の集合を理解している人は気づいたかもしれないが、因果関係は相関関係の中にすっぽり収まっている。図があればいいのだが、相関関係の丸の中に因果関係の丸がすっぽり入っている図を頭の中で描いてください。

混同するポイント

相関関係は直接関連がある場合もあるし、ない場合もあるというのが、とても混乱を招く。理解していてもうっかり間違えることもある。誰かがもっともらしい感じで、主張している場合は引っ張られてしまう。

まとめ

因果関係があるものとして話してる人がいたら本当か?と疑いながら聞き、自分でも相関があるだけではないのか考えてみる知能が重要である。
実際これを使いこなすだけでも、知能の格差で世間と話が合わなくなる。そして、まともに話ができる相手を増やしたくてこのように記事を書いているのである。

ぼやき

全国の学校教育で叩き込んでくれたらどんなにいいだろうと思う。指導内容は全部指示するからなんとかならないものか。
実現したら社会の無駄が減り、国全体の恩恵はとんでもない規模になるだろう。

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