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脂質栄養バランスを整える(2)オリーブオイル

脂質栄養バランスを整える(1)では、脂質栄養バランスに興味を持つようになった経緯を書きました。

今回(2)を書こうと思います。

何を書こうか考えました。
こだわり商品研究所は通販会社ですから、商品を選ぶのが専門。
脂質栄養バランスを整えるをテーマとして、情報収集をして、どのようにして商品を選んだかについて話をしたいと思います。


オリーブオイルを選んだ話

今回は、わかりやすいオリーブオイル。

こだわり商品研究所で紹介している商品ですから、他の商品との優劣的なデリケートな表現には配慮しつつまとめてみます。

日本オリーブオイルソムリエ協会で勉強をさせていただいた後、こだわり商品研究所として、お客様に紹介できるオリーブオイルを発見しようと探し始めました。

オリーブジャパンと言う毎年1回開催されるコンテストがあります。
これは、世界的にも評価が高い、厳格なコンテストということで、ここで最優秀賞、金賞などを複数回受賞しているオリーブオイルと言うのがひとつの判断基準になるかと考えました。

そこで、商品をリストアップ。

こだわり商品研究所のオリーブオイルの選択基準は「栄養」

ここで、重要なのは、こだわり商品研究所が商品を選ぶわけですから、選択する優先的な基準を「味」にするのはリアリティがないし、自信もまったくない。そこはこだわり商品研究所の役割ではない、ということです。

こだわり商品研究所が選ぶのであれば、商品選別の優先基準は、「健康、栄養、食習慣」。しかし、この表現は一般的すぎるので「エイジングケアのための食習慣」でしょうか。

オリーブジャパンで、複数回受賞を重ねている商品は、味に関しては間違いないだろうと判断しました。
ただ、強いクセの無いオリーブオイルにすべきとは考えました。
なぜならば、「エイジングケアのための食習慣」ですから普遍的に毎日使えるものが良いからです。


重要なポイントは価格

もうひとつ、重要なポイントは「価格」です。
「エイジングケアのための食習慣」のために使うものです。毎日使うわけですから、価格は極めて重要です。

とくにコンテストで受賞するようなエキストラバージンオリーブオイルは「高価」な商品も多い。オリーブオイルの世界的な人気と、その生産にかかる手間を考えれば致し方ないかと思います。ただ「エイジングケアのための食習慣」として無理なく取り入れられる価格である必要がある。

こだわり商品研究所は、オリーブオイルを売るための通販ではありません。
大麦も酢もオイルもルイボスティー、コスメもシャンプーも石鹸もトータルで、お客様のお役に立ちたい。
ひとつの商品に突出したコストをかけさせるわけにはいきません。

というような考えでリストアップしていきました。
候補に挙がったオリーブオイルを実際に取り寄せて、食べてみました。


脂質栄養バランスを整える上でオリーブオイルとは

順番が前後しますが「脂質栄養バランスを整える」上で、オリーブオイルをどのような存在として考えているかをまとめます。

●オレイン酸が70%以上であるため、加熱調理用のオイルとして適している。

●リノール酸が少ないオイルのため、リノール酸を意識的に減らす目的に適している。つまり、リノール酸の多いサラダ油の代わりに使う。

●オリーブオイルの健康効果の本質は、オレオカンタールなどの微量栄養素が含まれていることにあるという研究者もいる。

●日本人の食事摂取基準から、1日の脂質摂取量を20~30%とすると、1日の脂質全体の摂取量の目安が出ます。そこから、飽和脂肪酸の推奨上限値(エネルギーの7%まで)を引き、多価不飽和脂肪酸(オメガ6、オメガ3)の摂取目安量を引きます。すると残りの摂取量がでます。ということは、一価不飽和脂肪酸の摂取量ということになります。一価不飽和脂肪酸の、代表的なオイルはオリーブオイルです。
※もしくは、中鎖脂肪酸ということにもなります。


というように、「脂質栄養バランスを整える」をテーマにして場合のオリーブオイルの役割を認識しています。


オリーブジャパン受賞商品をリストアップ

さて、オリーブジャパンの最優秀賞、金賞を複数回受賞している商品をリストアップして、候補に挙がったオリーブオイルを実際に取り寄せました。

どれも素晴らしいエキストラバージンオリーブオイルです。
これらの中で唐突ですが「これだ!」という商品があったのです。

こだわり商品研究所が商品を選ぶにあたって、どこかのタイミングで「これだ!」という納得のタイミングがあるのですが、その感覚を感じました。

ポイントとして理由を列記すると、
● オリーブジャパンで複数回 受賞履歴がある。
● 「価格」が、こだわり商品研究所の方向性と合致している。
● クセのある味ではない。

それが、スペインアンダルシア地方のオレオエステパ社「エグレヒオ」という商品です。その後、エコロヒコと言う兄弟オイルが出ました。エコロヒコの方が圧倒的にリーズナブル。

エグレヒオもエコロヒコも有機JAS認証取得食品です。
商品について、説明するページではないので、詳しくは・・・