拝啓「現状に満足できてない人へ」

自分に無関係なことを、自分事化する必要性があるのか。

最近、思った。自分に無関係な問題まで、わざわざ自分事化して考える必要があるのかってね。

例えば、通っている大学がコロナの影響で、授業をオンラインに切り替えた時の話。...ぼくは唖然とした。ネット環境がまともにない人だっているし、スマホじゃレポート書きにくいし、そもそもスマホ持ってない人だっているかもよ？

俺はさ、授業のためにタブレット買った。その後、パソコンも買い替えた。だけど、そんな資金がなかったり、お腹いっぱい満足するご飯だって食べられてない学生が事実いる（ような気がする）。そう考えると、教育の格差って残酷だなって思う。

「仕方ないよ、働かないと。」

その言葉だけで片付いてしまう今の世の中。
授業がまともに受けられている僕にとってその言葉には、少々疑問を覚えた。と同時に、大学側の対応にも憤りを感じた。

大学側は、２万人もの学生に、HPでこのように周知していた。俺が適当に解釈すると「1万円の商品券を配布します。ネット環境を頑張って整えてください。あとは知らないよ？」みたいな文章だった。

そんな雑な対応に反応する者はおらず、TwitterやInstagramでは「2億円配布だーーー！」「わーい、1万円なにに使おうかな？」みたいな投稿ばっかり。

もしかすると、実際は誰も困ってないのか？

その投稿をみてた僕は、そう感じそうになった。でも、実際の現状は違った。専門学校に通う同い年（２０歳）の学生が「コロナでバイトがなくなって、もやしばっか食ってるわ（苦笑）」って、電話で相談してきたのだ。

僕「やっぱり....事実。そんな状況に置かれてる人もいる。」

そんな風に、自分は何不自由なく暮らせていることの有難みを再確認すると共に、ぼくは「やっぱりこの現状、変えなきゃいけないでしょ」と心の中で強く思う。.....でも、やれることっていったら限られてる。だって、ぼくは総理大臣でも国会議員でも、なんなら著名人でもない。

ぼくが声を上げたところで、何も変わらない気がする。

そうして考えているうちに、日が昇り、また暮れる。僕はまったく関係のない問題を、勝手に自分事化して、首突っ込んでる。いや、僕はもしかすると....「！！（こんなことしてる俺って、かっこいいだろ）」みたいな風に思われてるかもしれない。なんなら、自分でどこかそんな気持ちがあるのかもしれない。

もう、総理大臣なるっきゃねーよ！！！！

そう思う、今日この頃であった...。

声を上げることの大切さ、をここで伝えられないのは残念。

でもね。ぼくは行動を起こす。

大学にも、長文で「大学生の中には、パソコンや安定した接続環境がない人も居る。貴方は安定して給与が入るが、学生の生活は困窮している可能性が高い」みたいな、クレームメール入れてみたり。

教授に、「安定した接続環境がない人が友達に居るので、リアルタイム授業配信を録画して、クラウドにアップしてください」とか、「サーバーの安定性や、オンライン授業の緊急的な切り替えを考えると、回答期限1週間は短すぎるんじゃないか？」とメールしてみたり。（※ただのクレーマーかも。）

実際に、この３つ、全て実現したんだよね。大学もパソコンとWIFIルーターを無償貸付したり、リアルタイム授業も録画してアップされてたし、教授もメールが返ってきて「回答期限が１週間伸ばします」とのこと。おれがアクションが関係してるのかは分からないけど、とりあえず...

やったーーーーーーーー！

ってかんじ！！！

自己満でもいいし、偽善でもいい。誰の役に立ってなくても。でも、そうして偽善を積み重ねて、自己満を貫いた先に、誰かの幸せや笑顔が見える気がする。うん、知らないけど。

一連の流れを体験して、物事や状況を、常に「自分の力で変えられるんだ」ってことを認識すると同時に、全ての状況で「ぼくが声をあげたところで変わらないことは沢山ある（例えば、10万円給付を20万円にしてとか？）」と、自分の力不足な部分を再確認した。

でも、やっぱりね。
誰かが物事を勝手に動かすより、みんなで物事をよくしよう！！！って、動いてった方が楽しいし、みんなハッピーになるんじゃないかな？...絶対とは言い切れんけどね。

誰かを傷つけようとか、大学の業務量を増やしてやろう、ってのが狙いじゃなくて、少しだけお互いが気を遣うだけで多くの人が快適に過ごせるんじゃないかな？って思うんだ。それも、ほんの少しだけの気遣い。

そんな感じで、だんだん小さなもの（教授の期限延長の柔軟な対応）から、大きなもの（10万円が20万給付に変更）になっていくんじゃないかなって思う。
どうかな、めっちゃ色んな意見あるだろうけど。

選挙にいけ！なんてことは、俺は言わないけど（だって小さなことにすら声をあげれてないんだから）

でもやっぱり自分が何かに参加している感覚って、個人的にはすごく大切なような気がするな。

最後に