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【期間限定/無料公開】#88 国語読解力が伸びる”瞬間”とは?

国語に関して、このような悩みはないでしょうか?
「国語読解問題の学習方法がわからない」
「国語の得点が伸びない(不安定)」

国語に関しては、漢字や文法的知識をしっかりと学習すれば、最低限の得点を獲得することは可能ですが、圧倒的な配点がある読解問題を攻略しないと、望む得点を獲得することは、なかなか難しいです。

本日は、国語読解力が伸びる瞬間について寄稿してまいります。

各教科ごとの得点力を引き上げる方法

実は明確!各教科の得点力積み上げ法

国語以外の教科においては、得点力を引き上げる方法は、比較的容易に想像できているかもしれません。
しかし、わかっていてもなかなか学習が進まないという”行動面”での悩みが多く、”方法論”での悩みは少ないかも知れません。

算数の得点力を積み上げるには、計算力の強化、文章題の解法理解と演習による再現力の強化になります。

算数力強化法

しかし、毎日の計算を面倒くさがり取り組まない、文章題の解法は一旦理解するようだけど、直ぐに忘れてしまう。
こんな症状で算数の得点があがっていかないのだと思います。
解法理解が中途半端、演習量と計算訓練という努力が足りない、つまり、学習の品質が低く、努力が足りないというのが、算数の得点を引き上げられない原因であると思います。

理社の得点力を積み上げるには、単元ごとの背景の理解と整理に加えて、背景を支える重要事項を暗記することにより強化されます。

理社強化法

理社の得点が伸びない原因は、暗記に頼りすぎる学習法になっている、または、暗記そのものをしっかりとせずに中途半端な知識と壊滅的な背景理解となり、直ぐに忘れてしまい得点できないことに尽きると思います。

国語読解力を引き上げる方法

国語読解力を支える基礎学力とは

毎週の塾の授業の中で、読解問題に取り組んでくると思います。
物語文や論説文などを一つの単元とみなすなら、3年間で最も授業時間が配当されているのが、国語の読解問題ということになると思います。
しかし、これだけの学習時間を塾が割いているのに、一向に読解力があがらない、これは、我が子の努力不足または要領が悪いんだと考えてしまうかも知れませんが、両方とも間違いであると断言できます。

まずは、国語読解力を支える基礎学力として、「語彙力」があります。
どんなに素晴らしい読解法を学んでも、語彙力がないと文章そのものの理解ができなくなります。(特に論説文)
次に、文法的知識が浅いと、一文を把握できなくなります。主語と述語の対応がわからないと文章そのものの意味を把握できません。
また、接続詞の役割を注意深く確認しないと文章間のつながりが曖昧になり、文章全体を見通すことができなくなります。

つまり、国語読解力を支える基礎学力とは、語彙力と文法的知識ということになり、こちらの学習を疎かにして、継続的な学習を進めないと読解力は永遠に獲得できないと思います。
大人になっても、「私は、読解問題が苦手」と仰る方がいますが、この場合は、語彙力と文法的知識が不十分かも知れませんが、人生の中で積み上げてきているので、この場合は、”文種別の読解技法”を知らないからというのが、原因になると思います。

国語読解力を引き上げる方法

日々継続した語彙力の獲得(漢字の用例からの拡張、ことば専門の参考書、読書や新聞などからの獲得、学校教科書での学習)と文法的知識の体系的な学習が大前提となります。
この継続した努力ができないというのは、そもそも学習姿勢に問題がありますので、成績向上を望むこと自体に無理があると思います。

その上で、分種別の読解法を学びます。この文種別読解法というのは、名称は大袈裟ですが、非常に単純明快な論理で出来上がっていますので、数時間もあれば体系的に学習することが可能です。

つまり、語彙力の獲得と文法的知識を獲得できていれば、数時間程度で分種別の読解技法を体系的に学習でき、あとは、実際の読解問題で読解技法の練習するだけとなります。
早い子では数日間、遅い子でも2-3ヶ月で読解力は、驚くほどあがります。偏差値でいうと、10や15は簡単にあがっていくのが、国語の特徴です。
今まで確認してきた他の教科の学習法と比較しても、これほど簡単に得点を積み上げることが可能にも関わらず、冒頭で申し上げた通り、学習方法がわからない、得点が不安定という状況に陥っているのが現実だと思います。

教え子に見る読解力向上のタイミング

これまでの2年間で複数名のお子様の国語読解問題の指導をしてきました。
それぞれタイプは異なるのですが、共通する特徴があります。
それは、

本人が、国語の得点力を渇望している!

国語成績強化に成功した子の共通事項

一番伸びたお子様では、偏差値35から一気に63まで伸び、塾の中での立ち位置の大下剋上を達成して喜んでいました。
当然、その後も国語の成績を維持して、志望校に合格していきました。
(誰もが知る最難関校です)

逆上がり理論

私は、国語読解問題の個人指導をする時は、必ず事前に面談するようにしています。その際に、国語読解力をあげるのは、こんなに簡単!というのを極力論理的に説明して、本人の納得と努力の約束をできた時に、指導を受け付けています。
それは、上記で申し上げたように、「国語の得点に渇望している」ことが重要であり、漢字学習や文法的知識の学習を疎かにしない言質をいただくためです。
面談の結果、ご両親様の意気込みは強くとも、お子様本人の意気込みがないと感じる時は、双方の時間を無駄にすることになりますので、丁重にお断りすることにしています。

お子様は逆上がりができますか?
見よう見まねで、一発で逆上がりができるような運動神経バツグンのお子様も中にはいるかも知れませんが、大抵のお子様は、鉄棒に向かい合い、手に豆をつくりながら、何回も挑戦して、練習して、コツをつかみ、ようやく逆上がりができるようになると思います。(補助なし自転車も同じです)
また、逆上がりの特徴として、一度コツを覚えてしまうと、その後は、なんなくあがることができるようになると思います。

つまり、「どうしても出来るようになりたい!」この気持ちが、努力を継続させ、出来ないことを出来るようにするコツだと思います。

国語読解問題攻略は、”コツ”です。
高等な論理や攻略法があるわけではなく、簡潔明瞭なコツと一定の語彙力と文法的知識があれば、どのお子様も簡単に偏差値60を超えていくことは可能です。

国語読解力が伸びる瞬間とは

語彙力が拡張され、文法学習が一通り終わり、国語の得点を渇望した時が
国語読解力が大幅に伸びる瞬間です。

国語読解力が伸びる瞬間

つまり、日々の漢字学習(用例や語彙の意味把握もしっかり)と文法学習を真剣に取組み、日本語の枠組みとパーツを獲得する学習を進めながら、国語の得点を本人に渇望させることができれば、一気に国語の得点は強化できます。
それには、日頃接するご両親様が、国語読解力は簡単にあがることを信じることが必要です。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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