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人生を味わう。ということ

自らの人生を振り返ってみて。いや、そんなに大層なもんじゃないな。この何年間を振り返ってみて、「うまくいったか?」と題名を付けるか。「うまく行ってない」と題名を付けるかならば後者だと思う。
なんなら、上手くいく方が本当に少ない。

人生そんなもんさ。という達観した気持ちとは少し違うのだけど、もう少し俯瞰した感情を身につけることが最近出来るようになった。

それは、それそのものを「味わう」という世界線。

つい忘れがちなんだけど、今生きている。という事を人間棚に上げて生きている気がしていてて。

すごく哲学的な感じになってしまうけど、今を、生きていて物語は進行中なのに、それを棚に上げている気がしてて。

書いてて解ってしまった。今三浦にこれを明確に言語化する能力がないということが。

嫌な事を忘れるとか、辛い気持ちを隠すとか。そういうのとも違って「それそのものを味わう」というレベル感。

勿論、感情的にはあまりいい気持ちがしないものもあるのは百も承知だけど、だってそれ自体も「生きている今のうちにしか味わえない」のも一応事実な気がしてて。

と言うのも、過去に東京の満員電車で出会った人が居て。「私は実は一度死んだ人間です。辛い感情は生きてるうちにしか味わえないんだ」とか抜かしてたんで、十中八九そうなんだと思います。

かの現代のソクラテスこと青木さんも、似寄りな表現をしていた(てめえと一緒にすんじゃねえ!この野郎!って聞こえてきましたね)のでとても嬉しい気持ちになったのも事実。

としたら、しっかりコテコテの麺カタコッテリの脂ギトギトの二郎系ラーメン食らうみたく、いつもザワザワして、いつもドキドキして、バタバタして生きた方がいいんじゃないのか?
いつもダメだと思ってた。治そうと思ってたこのこころの全力感も、悪くないと。

そう思える気がしました。

つまり
「やらかした…駐車場料金…最大料金無しかよ…4時間で7,040円って…どんだけ高えんだよ」って感情だって味わえる。


という理論に辿り着くはずだ。

『ワーキングホリデー出発まで』
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