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Indeed PLUSとは?Airワーク2.0って何

こんにちは!細野敦です!

リクルートで採用営業として5年従事。合理主義+体育会系の地獄の社風で上司に詰められる日々を生き残りトップ営業賞を受賞。自社の商材やルールに捉われない柔軟な提案スタイルを目指して採用コンサルで独立。

本日より情報解禁となったリクルートの新商品。「Air WORK2.0」「Indeed PLUS(インディードプラス)」。実は半年ほど前からリクルートと代理店には情報が告知されていましたが、今日までお客様への案内は絶対厳禁とされていました。

案内厳禁のはずが「インディードプラスっていつから始まるの?」なんてお客様から聞かれてたりして、どうやらフライングで案内していたけしからん営業さんも、ちらほらいたようですが…

結局、今までのインディードと何が違うの?安く採用できんの?ってところですが、結論から言うと、”たぶん”安く採用できます。エアワーク2.0も入れといてください。

なぜかと言うと、オワコン化してきた既存商品(タウンーク等)からの切り替えに乗り遅れちゃうから。

AI君と一緒に全部の採用メディアを網羅できちゃう


プラスのロゴも事前にもらってるけど、使用ルール間違えると怒られそうなので旧ロゴ

この商品の概要ですが、リクルートの全媒体にAIが求人を差配する仕組みになっています。インディードプラスに申し込んだ貴社の求人が、AIの気分次第で、indeed、タウンワーク、リクナビNEXT、フロムエーナビ、はたらいく、これらの媒体に効率よく差配されて掲載されます。

複数のメディアに同時に掲載されることもありますし、どれか一つだけに掲載されることもあります。全てはAI次第で、「このメディアだけに載せたい」「このメディアには載せたくない」といった融通は一切聞きません。

時代の流れですね、今まではお客様とメディアの相性を営業が見極め適切と判断した商品を案内していました。営業が担っていた役割を超絶賢いAI君がビッグデータを元に効率化してくれます。いくら経験豊富な営業でも、人間であるかぎり採用効果ではAIにとても敵いません。

お客さん目線で行くと、「この営業さんが言うなら間違いない」という信頼の向け先が「AIが言うなら間違いない」に変わるってことです。

Indeedプラスの掲載申し込みは、Airワーク2.0の管理画面から行えます。だからセットでAirワークの切り替えが必要になるんですね。入れてないとIndeedプラスも使えません。

ぜーんぶAI君が上手くいくようにしてくれる

前述の「”たぶん”安く採用できます。」の根拠にいきます。一番の強みは、我々営業より賢いAI君がメディアを差配してくれます。しかもリアルタイムで状況に合わせて掲載メディアを切り替えてくれます。

今までだと一度メディアに載せたが最後、期間が終わるまで載せっぱなしでしたよね。メディア選びを思い切り間違えると費用がそのまま無駄になっていく。

それに対して、リアルタイムでメディアを複合的に切り替えてくれるので、応募効果が低いと判定されれば他の媒体へと、採用効率の最大化を目指して期間中は全てのメディアをAI君が使いこなしてくれます。

リクルートさんのちょっと黒い思惑

もう一個がメタ的な視点。リクルートさんの思惑です。今回の商品投入にあたって、既存商品の割引券の価値が薄くなる方向に仕組みが変わりました。大手企業が割引券を買い足してもうま味がない、そういう仕組みに変わっています。(料金制度を熟知してないと超難しいので詳細は割愛します)

せっかく買った既存商品の割引券が残っているから、使い切るまでは既存商品を使いたい。消費者として当然の心理が、インディードプラスへの乗り換えにあたって障害となってしまいます。割引券を持っているのはお得意様の大手なので、リクルートとしては余計に困っちゃいます。

だからこそ、割引券の価値を無くしてまで、既存商品からインディードプラスへ乗り換えを促す施策が今回の割引制度改定でした。

それだけ、リクルートさんは今回の商品に自信を持っているのです。既存商品から乗り換えることで間違いなく顧客満足度が上がるという絶対の自信が。インディードプラスの効果を実感してもらえたら、他社への顧客流出も防げるという自負。

結局、安く採用できることが全て

顧客満足度というのは、つまるところ安く採用できることです。採用営業としては、企業とのフィット感とか、定着率とか、ごちゃごちゃと難しいことを言いたくなりますが、お客様にとって一番わかりやすく明らかな価値は「低単価での採用」。これにつきます。

インディードプラスの顧客満足度に絶対の自信がある、を分解していくと。「今までの商品より安く採用できますよ」っていうこと。

この商品の仕組みは最初に説明した通りですが、リクルートメディアに長年関わってきた私の経験からしても、仕組みを理解すればするほど、既存商品に負けるわけがない優秀な採用メディアなんですよね。

メディアの選定をAIが担うことで、営業の役割がまたひとつ時代の終わりを迎えるわけで、自分の仕事に誇りを持ってきた営業さんほど拒否感があるかもしれません。私も多少なりとも思う部分はあります。が、悲しいことにやっぱり時代の流れには勝てないですね。

インディードプラスは、これから育っていく

「”たぶん”安く採用できる」の”たぶん”ですが、単純にこれからスタートするサービスだから。簡単に断定したくない採用営業の性です。「絶対に採用できます!」なんて期待を爆上げする営業は売り逃げ上等の詐欺師ですし、「Indeedプラスは絶対に採用できます!」という営業も根拠のない詐欺師です。

今日からサービスがスタートするインディードプラス。これから効果が実証されていく生まれたての商品ですが、頭の良いリクルートさんが既存商品を蔑ろにしてまで自信を持って投入する商品なので、ゲームチェンジャーになるくらいの素晴らしい採用効果をもたらすことでしょう。

Indeedプラスが、採用難が進む時代に苦しむ、中小企業を救う商品となってくれることを期待しています!お客様が喜んでくれることが営業冥利に尽きるのですから。

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