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ドヴォルザーク 交響曲 第9番Op.95 第4楽章

のまにまに DTM Orchestra
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交響曲第9番 ホ短調 作品95『新世界より』
(英: From the New World)は、
アントニン・ドヴォルザークが1893年に作曲した、
4つの楽章からなる最後の交響曲である。
古くは出版順により第5番と呼ばれていたが、
その後作曲順に番号が整理され、
現在では第9番で定着している。


第4楽章:Allegro con fuoco

アレグロ・コン・フオーコ。
ホ短調、序奏付きソナタ形式。
大きく2つの主題を持つが、
それまでの楽章で扱われてきた主題も姿を見せる、
統括的なフィナーレ。
緊迫した半音階の序奏が一気に盛り上がり、
ホルンとトランペットによる第1主題を導く。
第2主題が現れる前に激烈な経過部が有る。
この経過部の後半(演奏開始から1分55秒後ほど)に、
全曲を通じてただ1度だけのシンバルが打たれる
(弱音なので目立たない)が、
これについてはまだ謎が多い。
第2主題は、クラリネット(A管)とフルート、
およびチェロを主体にした柔和な旋律である。
そして、ヴァイオリンなどが加わると盛り上がって小結尾になる。
第1主題の動機も加えたあと静まり、展開部に入る。
小結尾で現れたフルートのトリルが多い動機に続き、
第1主題の断片と経過部主題が続く。
第2楽章の主題が印象的に回想され、
第1楽章第1主題の回想に続いて、
この楽章の第1主題が激烈に再現する。
静まった後第2主題が再現し、
気分が落ち着いたものとなる。
それまでの主題の回想はなおも続き、
今度は第1楽章小結尾主題と第1主題に続いて、
フィナーレに向かってゆく。
第1主題と経過部主題が同時に再現し、
しばらく展開の後に第2楽章の序奏が壮大に回想され、
静まった後第2楽章の主題と第3楽章の主題が
同時に再現する。そしてコーダに入り、
弦が壮大に第1主題を奏でると、
管楽器は第1楽章第1主題と第2楽章の主題を
不協和に奏して妨げるが、
ホ長調に転じてこれを振り切り、
テンポを上げて感動的に終結する。
最後の1音はフェルマータの和音をディミヌエンド
しながら出すというもので、
指揮者ストコフスキーはこの部分を
「新大陸に血のように赤い夕日が沈む」と評した。
この言葉は彼がピアノを弾きながら
曲のアナリーゼをするレコードに肉声が遺されている。

演奏時間は10 - 12分程度。
Wikipediaより

2021年02月作成

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