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小学校低学年の「占い係」さんの心得

マジックはこどもができそうなものを探す必要があって大変だったけど、占いは勝手に作ったところで、当たるも八卦当たらぬも八卦とかいうし、まぁそこまで大変じゃないと思ってました。

思ってました。😩

二学期のマジック係の話

二学期のある日の風呂での話。

わたし「マジック係、準備大変じゃん?」
こども「うん。まぁ楽しいけどね!😄」
わたし「(わたしは楽しくねぇ〜)まぁそうだね。でも、毎週一生懸命探して、仕込んだマジックグッズ見られないように持ってったり、いままで大変だったじゃん?
次はさ、自分で好きに考えたりできるやつがいいんじゃない? パネル用意して、裏に大吉とか書いてある『占い係🔮みたいなの」
こども「わかった! そうする!」

そして、本当に占い係になって帰ってきた。

しかも、おみくじ係というのもあり、バッティングしてるので、棒を引くタイプのやつはおみくじ係の領域だからダメ(意訳)とか言ってました。マジかよ。
なんで被ってても係として採用になっちゃったのか。おみくじ&占い係で良かったのではないか。

でも自主性を育むんだもんな。低学年は特に自分がやってみたいことでやる気を発揮🔥することで、その「🔥発揮🔥」という概念を身につけるんだろうな。仕方がない……。

……そして結局アイディア出しをしてあげた結果、毎週頼まれて手伝いをしています。
来年度は一人で準備しような!!!!

占いの仕込み(占い本を自作するに至るまで)

初期の頃は紙一枚につき、表面にマークや絵を描き、裏面に結果を描いたものを用意していました。
クラスの子に挙手で選んでもらい、人数が多い順などで裏面の結果を発表します。

占いをします!マルが気になる人手をあげてください!次四角が気になる人!次!三角が気になる人!それでは結果発表です!!
マルを選んだ人は中吉!四角は大吉!三角は小吉です!

こんな感じです。
(それ、おみくじじゃない?と言われると耳がいたい……占い係がやってるから占いです、と言い張る他ない)

ですが、A4の紙に5センチ程度の大きな字を書くのも、なかなか低学年の子にはハードル高い模様。
まだまだ模造紙に新聞を書いたりという経験がなく、慣れてないからなのかな。(学校によってはやってるかもしれないので、できるお子さんもいらっしゃるかと思います)
ついでに、占いの結果は少なくとも3、4個程度は必要なので、A4の紙6〜8枚分絵や文字を書かなきゃならない……結構大変だな。

なので、こども自身がもともと本やお話を作るのが好きなので、占いの本を書かせてみたら、どうかと考えました。

女性の方は、ご自身が小学生の頃、占いだとか、おまじないだとか、ラッキーアイテムだとか、そういうのをまとめた可愛いイラストいっぱいの本って、1冊くらいは読みませんでした? わたしは読んだ。その記憶がフッと蘇ったので、その記憶をもとに見本を描いてやったわけです。

そうしたら、宿題もゲームも終わって暇な時、週に2〜3冊書くようになった……!勝った……!

……ただ、最初にこういうのはどう?と見本を作ってしまったので、毎週1冊📕は自分も書かされます。
頼まれるので仕方なく書きます。
たぶん、時々新しいネタ💡を仕込む(後述)ので、アイディアの仕入れ先なんでしょうね。まぁ最初は人の真似からとはいうからな……。

うまく自分から準備するよう仕向けられたけど、地雷💣も踏んだ。そう思った。

我が家では、この自作占い本のことを、『占いブック』と呼んでいます。
以下、占い係の活動のために作る本を占いブックと呼称します。

占いブックの作り方と使い方

我が家で作っている占いブックは「折本」と言われる、1枚の紙で作れるものです。A4、またはそれよりも大きな紙1枚と、ハサミ(推奨)またはカッターを用意します。

紙が大きいと書く面積も大きくなっていくので、A4のコピー用紙をオススメします。安いし大体家にあるし、なくても100円均一などで買えます。
片面しか使わないので、裏紙を使ってもOKです。学校でもらってくる区の施設からのお知らせは色付きのコピー紙だったりもするので、そういうものを使ってもいいかもしれません。もともと色付きなので、多分鉛筆書きでも豪華に見えます。

B4の方が多少大きくなり、書きやすい反面、書く面積が大きく大変……となるかもしれません。
まずはA4で試して、もう少し書く面積が大きい方がやりやすい、という場合にはB4で作ってみてください。

https://www.kinkos.co.jp/wp/column/folding-book/

折本の折り方については上記をご参考にしてみてください。
簡単に説明すると、A4の紙を折り、真ん中に切れ込みを入れてたたみます。遠足のしおりなどでよくあるやつです。一度作れば、多分既視感があるはず。

また、占いブックを書くときの注意です。

文を書く方向が横書きか、縦書きかで、本を開く向きが決まります。

横書きの場合は算数の教科書と同じ、縦書きの時は国語の教科書と同じになるように、折本を開く向きに気をつけて書いてください。

初めて書く時は、こっちのページから順番に書くんだよ、と教えてあげてください。
なお、紙を折って出来た8ページのうち、一番最初のページが表紙、最後のページが裏表紙になります。本文は1ページめくってから書き始めます。

占い係の他にも、クイズ係さんや絵本係さんなどの活動でも使えると思います。(後述)

表紙、裏表紙、本文6ページの構成になるので、占いのアイディアは6個必要になります。見開き(左右2ページ)で使うなら3つでも大丈夫。

A4、B4あたりの紙で作った本のサイズは子供の手のひらサイズよりも小さいので、教壇でみんなに見せながら読むには不向きです。
しかし、いまどきの学校は、大きなモニターにプリントや教科書などを映せる「書画カメラ」などを授業で使っている学校も多いのではないでしょうか。
もし使っているようでしたら、こどもから担任の先生にお願いして、使わせていただくと◎だと思います。

うちで作ってる占いブック

我が家にいる小学校低学年の男児は、オチとして、タライを落としたがるんですね……タライが落ちると喜ぶ。落ちるシーンはクラスでもウケるらしい。タライのオチは確かに鉄板だけど、お前らは一体いつ生まれなんだ……。

たぶん児童世代向けのマンガの影響かと思うんですけどね。コロコロみたいなやつ……。
でもタライが落ちるオチのオリジナルを、リアタイで見てない世代が親だというのに、タライで喜ぶってすごい。タライは偉大。

最近、こどもに頼まれて書くのはこんな感じの構成です。

なお、おかあさんも1コ書いて!と頼まれる時の会話。

わたし「今度はタライ落とさなくていい?」
こども「えぇ〜タライは落としてほしい〜」

毎週こんな調子で、タライが落ちるオチを入れさせられる……。つらい。あとなんで占いなのに毎回タライが落ちるんだよ……。

気を取り直して、最近わたしが頼まれて作る本の内容は下記です。
・1ページは表紙
・2、3ページは普通の占いとその結果
・4、5、6、7ページの例は下記写真
・8ページ目は裏表紙

この占いブックは「さ💙わ💙や💙か のみものうらない」みたいなタイトルだったと思うんですけど、

・朝牛乳を飲むのが好きな人は、身長がグングン伸びる
・朝ジュースを飲むのが好きな人は、頭がスッキリして算数も国語もバリバリできる
・おやつにサイダーを飲むと、疲れが吹き飛んで宿題ができる
・だけど……
・飲みすぎるとタライが落ちる

※ 内容間違ってたので直しました。

という感じでまとめています。
だけど……と前のページで前振りをして、次のページでドーンとインパクトのある絵を盛り込んでいるのは、児童書でよく見る手法だと思います。わたしはゾロリで見た。

こういう書き方もあるよ、見本を作って見せたら、こどももすぐ取り入れていました。
今やもう我々の作る占いブックは、不穏な5ページ目を経て、6、7ページ目に金物が落ちるのが鉄板の展開になってきました。

占いブックなのに、ほんとにいいのかそれで。

こどもは私が書いたものを参考にしながら、自由にタライを落としています。
タライ以外の金物も落としてます。鍋とフライパンとやかんとおたまとザルも落ちる。

占いブックを作る上でのアイディア

折本で占いブックを作る場合、本文6ページ分の内容を考えます。

お誕生日占いなら、

・1、2月生まれ
・3、4月生まれ
・5、6月生まれ
・7、8月生まれ
・9、10月生まれ
・11、12月生まれ

で分けてもいいし、

・1〜5日生まれ
・6〜10日生まれ
・11〜15日生まれ
・16〜20日生まれ
・21〜25日生まれ
・26〜31日生まれ

と日付で6つに分けても良いかと思います。

アイス占いやジュース占いなどは、●●(フレーバー)が好きな人は××する(かもしれない……)という書き方をすると良いです。

・ミントアイスが好きな人は……ミントで目が冴えて、宿題がサクサク進むかもしれない……!

・バニラアイスが好きな人は……優しい甘さに癒されて、優しい気持ちになれるかもしれない……💓

みたいな感じで、味から連想しやすく、前向きで、実際にそんな効果がありそうなアイディアを出してあげると多分いいです。

占いにありがちなラッキーアイテムをまとめた本を作っても良いと思います。おみくじじゃないからセーフ。

あと、タライは落とさなくても良いと思う。

他の係活動での使い方

クイズ係さんや絵本係さんも使えそう、と書きました。

たとえば、クイズ係さんは考えたクイズを書いて、書画カメラで映してもらえば、出題した後、クラスの子が考えながらも問題文を確認できますし、絵などもクイズの題材として出しやすくなるのでおススメです。

絵本係さんも、このサイズなら、おそらく絵や文を描くのがかなり楽になると思います。自作の絵本を作っていこうというお子さんには是非こういう方法もあるよと教えてあげてください。


折本は係活動でつかえるゾみたいな話とタライの話しかしてないけどまぁいいか……

#係活動 #占い #折本 #クイズ #絵本 #小学生の親あるあるTips

毎週付き添ってる習い事の待ち時間にちょっといいものを飲みます。