12の太陽星座【4・蟹座】

蟹座（かに座）は、‘子育てする母親’

蟹座（かに座）
　Cancer
　6月22日～7月22日頃
　‘i feel’（私という個人を通して世界と繋がる）
　支配星/ルーラー：月（素の自分、無意識の自分を表す星）
　キーワード：母性・記憶力、想像力・食・家
　対応するハウス：4ハウス
　対応する体の部位：胃・胸
　2区分：女性宮
　3区分：活動宮
　4区分：水
　

蟹座を一言で表すと、「子を育てる母」!
「尽きることなく溢れる愛」を、まるで我が子へ与えるように周囲の人たちに注ぎます。その姿から「母」や「母性」を感じさせる星座です。

水の星座グループ（蠍座、魚座）の中で、海へ流れる河川のようなイメージのある蟹座。新鮮で淀みなく流れ続ける大きな河川。その周囲で人々は潤い、町や村ができます。この大量の水が、蟹座の「愛情」を表します。身内や仲間といった仕切りの内側にある存在に対して、あふれる愛情を無条件に注ぎ込む星座です。

ギリシャ神話での蟹座は、神々の王・ゼウス神が愛人に産ませた子、勇者・ヘラクレスにちなみます。ゼウスの正妻である女神・ヘラは愛人の子であるヘラクレスを憎み、殺意を抱いていました。ある日、ヘラクレスは化け蛇を退治しますが形勢不利な状況に陥ります。それを好機と捉えたヘラは、ヘラクレスを殺そうと化け蟹を仕向けます。ところが、ヘラクレスは化け蟹に気付かず踏み潰してしまいます。ヘラは、不憫な化け蟹のことを哀れんで星座にしました。
別エピソードには、化け蛇と化け蟹は親友で、親友の危機を救うために化け蛇が力を尽くした、というものもあります。

こうした神話エピソードに象徴されるように、蟹座さんには「母性」のイメージがあります。まるで硬い甲羅のような仕切りの内側にあるものに献身的　で、包容力があります。身内や仲間を大切にし、義理堅く、守るべきもののためには命を惜しまない、戦うことができる星座です。共感能力が高い分、他者の感情に敏感で影響を受けやすい面もあります。

蟹座は記憶力にすぐれ、物事の習得が早いという特徴があります。お手本を真似ることが得意で、自身も教える存在になることがあります。また、歴史、過去の出来事への愛着が強い傾向があります。

職業：小説家、童話作家、カウンセラー、看護師、幼稚園の先生、家庭教師、栄養士、料理人、レストラン経営者、家政婦、不動産関係など