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12の太陽星座【9・射手座】

射手座(いて座)は、‘求め続ける冒険者’!


射手座(いて座)
 Sagittarius
 11月22日~12月21日頃
 ‘i undestand’(個や相手の存在を超えた視点から世界と繋がる)
 支配星/ルーラー:木星(物事の拡大や発展を意味する星)
 キーワード:探検、旅行、冒険
 対応するハウス:9ハウス
 対応する体の部位:臀部・太もも
 2区分:男性宮
 3区分:柔軟宮
 4区分:火
 

射手座を一言で表すと、「求め続ける冒険者」!
射手座は目前にあるものではなく、まだ見ぬ「何か」を求め続ける性質を持ちます。傍から見ると、夢中になったかと思うとまた別のものへ、と安定しないようにみえるかもしれません。が、射手座の弓から放たれる矢の向かう先は、未来なのです。

火の星座グループ(牡羊座、獅子座)の中で、射手座の火は熾火(おきび=炭や薪が炎をあげずに芯が真っ赤に燃えている状態)」や「キッチンで用いられる火といった、状況や必要に応じ火力を変える柔軟なイメージを持ちます。自由で、変幻自在。この性質は、射手座の「興味を持つと即、行動」する力にも現れています。常に何かに情熱を傾け変化を追い求め、新しい冒険の対象が来るとそこに目掛けてエネルギーを注ぎます。大切なのはゴールではなく、そこまでの過程。射手座は真の冒険者なのです。

ギリシャ神話での射手座で描かれるのは、弓の名手で、半人半獣のケンタウルス族‘ケイロン’です。彼は時の神・クロノスの子ですが、望まれて生まれたわけではありませんでした。そんなケイロンでしたが医術やあらゆる学術に長けたことから神々に愛され、予言や狩猟の力を身につけることができました。ケイロンは後の英雄・ヘラクレスにも弓を教えますが、ある時、ヘラクレスはケンタウルス族といざこざを起こしてしまいます。ヘラクレスが彼らに放った毒矢が不死のケイロンにあたり、ケイロンは終わりなき苦しみに身悶えします。神々の王・ゼウス神に懇願し、死をもってようやく苦しみから逃れる事ができたケイロン。彼の生前の功績を讃え天で星座になりました。

射手座さんの、多才でどんな人にも知識や能力を教え交流する姿はケイロンのようですね。またこの物語から、恵まれて受けた生ではなくとも、理想に向かい歩み続ける姿や突破していくエネルギーが射手座的、といわれます。射手座さんは、‘皆’という集団を通し世界と繋がろうとします。自分や他人といった個人ではなく、集団の価値観や概念、行動を通したフィルターで自分や世界を知り、つながっていこうとします。

射手座さんにとって、ご自分が知らない物事を「探求する」ことはとても大切で重要です。情熱をもって打ち込めることを常に探し、興味をひくと瞬発力でそこに向かいます。広い世界に触れる性質から自由を求め、自由を好みます。こだわらず、熱しやすく冷めやすいため、周囲から「身勝手」と捉えられることもあるかもしれません。

職業:探検家、占星家、天文学者、宇宙飛行士、通訳、スポーツ選手、医師、看護師、薬剤師、音楽家など

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