【人生雑談:「賞味期限切れ」送る義母

 結婚前、初めて夫の実家に持参した手作りの焼き菓子が冷凍され、3カ月後の再訪時に出されたときはショックでした。25年たった今も変わらず、賞味期限が切れた食品を平気で私たちに送ってきます。これまで我慢してお礼を伝えてきましたが、もううそのお礼を言いたくありません。どう言えば私たちの気持ちが義母に伝わるか、よい方法を教えてください。(52歳・女性)

あなたのお義母さんは、多分、食品は冷凍すればいつ迄保存していても大丈夫、と信じ込んでいるような人なのでしょう。
食品を賞味期限ぎりぎりまでしまい込んで、自分が食べないことを確認してから他人に送るような方もたまには見受けますが……

相談の中で「どう言えば私たちの気持ちが義母に伝わるか」とありましたので、お宅の相方(義母の息子)も同じ意見という事で考えます。
そうであれば、問題は簡単で、息子から母親に「俺、腹痛を起こしちまったよ」とでも電話をさせれば済むでしょう。一回で収まらなければ、また折を見て似たような電話を…「俺も年を取ってきたので体が弱ってきたような…」とか言いながら...
お二人で何回言ったら賞味期限切れを送るのをやめるかの当てっこをするのも面白いかもしれません。

期間にもよりますが、賞味期限が切れたからといって大概の食品はすぐに食べれなくなるようなものではありません。大体どこの食品屋でも、万が一にも食中毒などを起こしたら商売はあがったりになりますので、かなり短めに賞味期限を設定しているのが普通です。御進物で有名な虎屋の羊羹には「本羊羹は賞味期限が切れても一年間はおいしく召し上がれます」という口上が入っているものもあります。

まぁ賞味期限は一応の目安ですが、期限の切れたものを他人に贈るというのはやはり人としての期限切れではないかと思います。

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