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「デザイナーってオシャレな画面をつくる人」というメンタルモデルについて

こんにちは。デザイン楽しんでますか?
UX/UIデザイナーを10年以上やっているのですが、社内メンバーから「デザイナーってオシャレな画面をつくる人のイメージ」とときどき言われます。
「いや、ビジュアルデザインはタスクの一部でデザイナーはもっと深く広い部分も担当しているんですーっと心の中で叫んだ経験があるのは僕だけでしょうか?

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ビジュアルはJesse James Garrett氏の提唱したUXの5段階要素でいう"表層"に当てはまると思います。デザイナーにはお馴染みの図ですね。

でもいつのころかメンタルモデルがそうならビジュアルデザインがしっかりできるとより信頼度が増すと考えるようになりました(あくまで信頼度を上げる手段の1つ)。メンタルモデルに応えたいというデザイナーの習性かもしれませんが。。。

使いやすさといったUI面ではデザイナー以外のメンバーがより良いアイデアを出すことはありますので、よりユニークなデザイナーのスキルという意味でもビジュアルデザインは強いと思っています。

尊敬する柳宗理さんは世界的に有名な橋のデザイナーでもあるレオンハルト氏が美的直感力の重要性を指摘していた点に強く共感したそうです(著作「エッセイ」より)。レオンハルト氏は見た目だけでなく構造のスペシャリストでもあります。

美的直感力、審美眼という言葉にグッときます。

僕はサイボウズというグループウェアをつくってチームワーク向上に努める会社に所属しているのですが、前述の理由からビジュアルのタスクは割と積極的に取りに行ってるかもしれません。担当してるGaroonというプロダクトのアイコンやデザインテーマに関わってます。

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といってもプロダクトのビジュアルタスクはおそらく全体の10%以下なので、勝手に社内で「画像屋さん」を始めました。開発内のチームのロゴをつくったりいろいろやってます。もともとは2016年の社内Hackathonの企画だったのですが、ありがたいことにHackathon後もポツポツ依頼が来たのでそのまま営業してます。ロゴ作成はチームの活動を深く知るきっかけになりますし、何よりダイレクトに喜んでもらえます。SNSでバーンってつくった画像が流れてくると時々びっくりしますが嬉しいです。ステッカーやバッジもデザイン特権でちゃっかりもらってます。

プロダクトの規模が大きくなるとどんなデザイン施策も決して小さいとは言えないフローで進んで行きますので、小さく成功体験を積むにも良い活動だと最近気づきました。達成感の頻度大事です。

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グラフィックの鍛錬でいえば、最近はnoteのカバー画像を自作して「みんなのフォトギャラリー」にアップしています。使ってもらった通知が来ると嬉しいです。

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「芸は身を助ける」「されどビジュアルデザイン」「好きこそ物の上手なれ」

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