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シューカツQ&A①今は就職氷河期?/コロナで就職活動はどうなるの?

みなさんこんにちは!高知就活ナビ室の谷川です。
今回は、2021年12月~高知新聞でご紹介した23卒生向けの就活Q&Aを、まとめてご紹介します!


Q1.今は就職氷河期だと言われていますが本当ですか?

 就職氷河期とは就職難の時代のこと。一般的には有効求人倍率が1倍以下になった1993年から2005年のことを指します。
 新卒採用でも就職氷河期には大卒求人倍率(学生1人当たりの求人数)が低迷し、2000年卒のときに初めて1を下回りました。その後、求人倍率が徐々に回復。一時は2倍を超えたり、再び下がって1.2倍台になったりと、波はありましたが2015年卒以降は上昇傾向が続いていました。
 ところが、新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受けて、新卒採用環境が一変。2021卒の求人倍率は前年の1.72倍から1.53倍まで降下したのです。

 では、今はどうなっているのでしょうか。リクルートワークス研究所が発表した2022年3月卒業予定の大学生・大学院生の求人倍率は1.5倍。つまり学生1人当たり1.5件の求人があるということ。数字上は、氷河期の状態ではないといえるでしょう。

Q2.コロナの先行きが見えない中で私たちの就職活動はどうなるのでしょうか?

 ワクチン接種が進んだとはいえ、コロナ収束の見通しが立たない状況の中で、自分たちの就職活動がどうなるのか不安に思っている学生も多いのではないでしょうか。2022卒の大卒求人倍率を23卒でも維持できるか、気になるところです。

 就職みらい研究所が今年5月に実施した企業調査によると、84.5%の企業が「23年卒採用を実施する」と回答。72.0%の企業が「採用予定人数は22年卒並み」と答えています。また採用人数を増やす予定の企業は4.8%。減らす予定の企業2.2%を上回る結果に。大きな経済社会の変化がなければ、23卒も22卒と同じような環境が続くことが予想されます。

 ただし、大卒求人倍率はあくまでも全体の数字です。人気企業には学生が殺到するなど、企業規模や業種によって状況が変わるということも頭に入れておいてください。

※この原稿は2021年12月、高知新聞への掲載内容をまとめたものです。

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