眼鏡っ娘への道② 眼鏡の購入ってこんなに楽しかったんだ!
強度近視でも目が小さくなりにくい眼鏡があることを知った私は、強度近視さんの眼鏡選びを専門の一つとする眼鏡屋さんに来店予約を入れました(詳しくは前回の記事参照)。
今回はそのお店での眼鏡選びがとにかく楽しかった!という振り返り日記です。
元・眼鏡イヤイヤ星人が眼鏡購入を決意するまでの話はこちら。↓
アラサー、眼鏡店が楽しい場所だと初めて知る
そのお店は、こぢんまりとした可愛らしいお店で、白を基調とした店内は明るく開放感がありました。壁沿いの木製の棚に様々なおしゃれな眼鏡が並べられていたのですが、まるで芸術作品のように見えました。
スタッフさんに促されてカウンター席に座ります。訪問したのが冬だったので、初めに出していただいたホットのアップルティーが体に沁みました。
私の向かいに立つ店長さんと店員さんのお二人が私の接客を担当してくれました。
その日、私は例の目が小さく見える眼鏡をかけていったのですが、眼鏡の選定に入る前にその眼鏡の点検ということで、レンズのクリーニングと、まさかのノーズパッドの交換までしていただけました。
私の眼鏡の度数をチェックして、いよいよ眼鏡選びに入っていきます。
私のニーズに合うのはどんな眼鏡なのか、店長さんから色々な質問を投げかけていただき、私はそれに答えていきます。
たとえば、眼鏡をかけるうえでどんな悩みがあるのか、どのようなシーンで使いたいのか、見た人にどんな印象を与えたいか、などです。
そうした質問に答えていくと、店長さんが見繕ってくださった眼鏡がドンドン私の目の前に並べられていくのです。そのどれもこれもが、自力では見つけられなさそうな目を引くものばかりで、出していただくたびにワクワクしました。
ちなみに私が回答した要素は、以下のようなものです。
抽象的な回答も多かったにもかかわらず、プロにかかればあらゆる提案をしていただけました。
目が小さくならないこと(一番重要)
会社にもかけていけるくらいのフォーマルさがありつつも、おしゃれだなと思ってもらえるような遊び心があること
クールよりは優しい印象が良い など
出していただいた眼鏡の中には、私がこれまでの試着経験から、似合わないと思って諦めてきたラウンド型の眼鏡や、ウェリントン型やボストン型の眼鏡がたくさんありました。
似合うかどうか半信半疑で試着し、おそるおそる鏡を覗いてみると、「自分、イケるやん!」という感動がありました!
意外なものが顔になじむという発見は、自分の顔のことであるだけにとて面白かったです。
自分では手に取らなさそうな色や形の眼鏡でも、いざかけてみればこなれて見えたり、派手すぎるんじゃないかと不安になる眼鏡でも、案外おさまりが良かったりするのだから不思議です。
プロの目利きはすごいなぁと感心しつつ、眼鏡のファッションショー(私にとっては半分イリュージョンショーのようでもありました)を楽しみながら、好みの眼鏡を絞り込んでいきました。
ついに決定
最終的に3本まで候補を絞り込みました。
次は、その眼鏡をかけた姿を客観視できるようにと、店長さんが私のスマホで写真を撮ってくれました。正面からと斜めからの2パターンです。(「斜めから見ると正面とはまた印象が違って見えるんですよ。」とおっしゃっていました。勉強になります!)
あれこれ悩んで、私はチタンとアセテートを組み合わせたフレームを選びました。顔なじみがよく、細部までこだわったデザインが光るフレームです。
以前の記事でベタ褒めしたので気恥ずかしいですが、MY眼鏡の写真です↓
ちなみにこの眼鏡のブランドはAKITTOといいます。
眼鏡の購入後に、「美しさに、よりそう。」から始まるブランドコンセプトを読んで納得しました。ステキな眼鏡がいっぱいです。
また、そのお店では、職場にかけていくには明らかに派手だと思われる眼鏡(=私が今回購入するわけがない眼鏡)も、試しにどうぞと勧めていただき、かけさせてもらえました。
それは密かに憧れていたブランドの眼鏡だったので、とてもテンションがあがりました。
↓試させてもらったモデル・カラーではないのですが、私が試したものもこれくらいの派手色だったのに、かけると意外となじんで素敵でした…!
眼鏡店ってこんなに楽しい場所なんだ!ということを、私はこの日初めて知りました。
というのも、これまで私はショッピングモールに入っているチェーン店でしか眼鏡を購入したことがなく、基本的にセルフで選んだものを購入するという経験しかありませんでした。
今回のように、カウンターに座って、プロのカウンセリングのもとマンツーマン(正確には2対1)で眼鏡を提案してもらうなんて初めてでした。
それは贅沢な時間に思えました。自分という人間に真剣に向き合ってくださる人たち。しかもこのお店の店長さん・店員さんともにやさしく穏やかで、上品で。私の求めるものを見つけ出すために、時間をかけて根気よく提案してくれたのです。
もちろん相手も商売であるのは分かっていますし、私もお金という対価を払ってはいますが、その気になればチェーン店で同じ値段でその眼鏡を購入することだってできるわけです。
だからこそ、私が過ごした時間は、これまで訪れた眼鏡店では経験したことのない上質な時間だと思いました。このお店でお買い物をしたい・おすすめのお店を聞かれたらここの店名を挙げようと素直に思えました。
お店のHPはこちら↓
眼鏡購入の意欲は十分だったのですが、ここで一つ問題がありました。
予算との葛藤
私が気に入ったメガネフレームは、実は当初の予算を1万円以上オーバーしていました。
高給取りでもないしがない会社員である私。内心迷いました。この眼鏡をかけたら絶対にご機嫌でいられるということは分かっていましたが、そうはいってもお金は重要です。
悩んだ末に、私はこう考えました。
眼鏡は毎日かけるものであり、自分の顔の一部となるものなのである。着用回数から考えても、他者に与える印象という点から考えても、それにお金をかけることは間違いではないと。
(それプラス、ボーナス日が近いことを考えて勢いつけて買いました。)
視力検査を経て、ブルーライトのみならず紫外線含む紫の光もカットしてくれるレンズを入れることにしました。
当然の如くレンズ代も予算オーバーでした。とは言っても、これは単純に私がレンズ代を甘く見ていただけで、妥当な金額だったと思います。
こうして、当時私が住んでいた1Kの家賃1か月分よりも高い眼鏡を手に入れることになりました。
購入してみて、かけてみて
1週間後に出来上がりの眼鏡を取りに行きました。見え方に問題がないか確認し、フィッティングをしてもらいます。
度入りレンズを入れた眼鏡をかけて鏡を見てみると、度なしレンズで試着したときと少し印象が違いました。また、あまりにもその眼鏡をかけた自分の姿を‘見慣れない’がために、最初は似合っていないかもしれないと不安にもなりました。
やはりレンズの度数が強いと、どうしても完成時の印象の差はなくせないですね。こればかりは仕方がないことですが。
でも、見慣れてくるとやっぱり可愛いと思えるようになってきました。もちろん裸眼の時に比べれば目は小さくなるけれど、以前まで使用していた眼鏡に比べると全く違います。度数のわりに目が大きく見えます!
さらに、眼鏡がアクセサリー代わりになってくれるので、シンプルな服装でも眼鏡がアクセントになって、地味になりすぎずに済みます。
おかげさまで、眼鏡で外出することや眼鏡姿で写真を撮られることへの抵抗感はかなり軽減されました。
多くの人の目に触れそうな集合写真だと、未だに眼鏡をはずして写り込むけれども…(小声)
眼鏡に関心の薄い人からすれば、私が購入した眼鏡のことを、そこまで値が張るものとは思わないかもしれません。
それでも、なかなか無い小洒落た眼鏡をかけているというのは、私の気分を上げてくれますし、胸を張って歩こうという気持ちになります。この眼鏡を買ってよかったと、声を大にして言えます。
あのお店のみなさんには、感謝しかありません。
ちなみにこの記事で愛を語った眼鏡が、まさに今回購入した眼鏡です↓
つい熱がこもって長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回、2本目の眼鏡の購入について書きます!こちらはレンズをメインに据えた話を予定しています。ぜひまた覗きに来てくださいませ。
■□お店情報
□店名
ARBOR
□地図
□ HP
ARBORさんは予約推奨です!お気をつけくださいませ!
眼鏡っ娘への道①・③はこちら
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