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BRUTAL 満を辞して

さぁナチュール界隈では超有名、ワイナリーを超えて名付けられる今回のワインの名は、BRUTAL。今日はCuevaのものになります。


ナチュール好きで知らない人はいないでしょう、BRUTALでございます。知ってる人は読み飛ばしてくださいね?拙くもご説明致します故。

さて、ナチュール/vin nature というものを、明確に定義づけることはされていません。ただ、ブドウは農薬不使用な有機栽培、もしくはビオディナミである、ワインの醸造についてもなるべく人の手をかけない、ということが一般論として言われています。つまり、酸化防止剤=亜硫酸塩も極力使用しないものが多いです。さらに、亜硫酸塩無し=サンスフルで作るものも多いです。

そんなナチュール界隈において、ワインに亜硫酸塩を入れることを全く良しとしない生産者たちが、各々の『攻めた』ワインにこの『Brutal』の名を冠するようになったそうです。このbrutalというワード、ググるとわかりますが、『残忍な、野蛮な』という意味です。しかしスペインのカタルーニャ地方の言語で『素晴らしい』という意味を持つそうです。既存のワインの権威に対してのアンチテーゼとして死神が鎌を振るうデザインのエチケットが定番で使用されます。

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(https://www.shonanwinecellar.com/store/detail.php?pid=00000003681)

今回のCuevaは死神のエチケットは使っていません。まぁ味わいとアンマッチですからね。他の死神ワインについても、エチケットが想像される、切れ切れとか攻め攻めとか、そういう味わいのものは少ないんじゃないかな?サンスフルであることはもちろん、赤にしろ白にしろ、生産者たちが『攻めた』ワインであることが大事。そんなコンセプトワイン的なキュベです。

そんなわけで、Cuevaを感じてみました。前回のVi-Viuと同じく、抜栓直後はピチピチ。むしろこちらの方が強い、というか発泡ですからね。レモネードですよ。真夏にキリっと冷やして、青空と太陽の下、先ず乾杯しようぜ!みたいな。柑橘系の甘酸っぱいさが余韻はありつつ、さっぱり切れる、至極のレモネード。そして抜栓二日目、発泡は勿論落ち着きながら、これまた果実感増し増しなんですよねー。前回今回と同じ生産者を飲んだ分かった、オレ、この人のワイン好きやわ。

ナチュールは生産者ごとの特徴が感じやすいです。ドメーヌ毎といっても過言ではありませんが、代替わりで味わいが変わることがあるように、やはりその人個人の個性が感じられます。今後も彼のワインを飲もうっと。


個人的ニュースとして、この度セラーを我が家に導入しました(今更)。早速ストックのワインたちを並べて悦に入っています。抜栓したものを縦に4本もおけるところが気に入っています(↓これ)。

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これでますます家呑みが捗ることでしょう。。。

次回からは、旅行先から連れ帰ったワインをご紹介しようかと思います。

ではまた。。。



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