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退職日。
いよいよこの日がやってきてしまいました。
(あくまでもこちらの記事の内容はすべて私個人の見解であり、会社の見解や意見ではありませんので予めご了承ください。また、直接会社への連絡等はご遠慮ください。)
思い返せばマネーフォワード自体は、新卒で働いていた公務員の時代から家計簿アプリとしてお世話になり、友人がフリーランスになった時にはなんとなくクラウドシリーズを勧めたり案外生活の中に入り込んでいたという事からも、エージェントから紹介された時に二つ返事でエントリーします!
と話をしたのを今でも覚えています。
それが、1年半くらい前の2021年秋でしょうか。
正直最初は志望度高くは有りませんでした。
いやもちろん、第一志望群だったので内定をいただき承諾させていただきましたが、他の選考と同時並行しており、およそ3社で迷っていました。
その中でも面接の際、特に本部長と執行役員の方との面接の際に本当にMVVCを大切にしているし、それを実際に実行し体現できる人材が欲しいんだという強い思いを感じることで、マネーフォワードへの魅力が最大化されたと言っても過言では有りませんでした。
なかなか、面接のスケジュールがうまく設定されなかったり、オファー面談の時にゴタゴタしたりとさまざまな方にご迷惑をおかけしてしまった中、結果的に自らの体調不良では有りますが退職という選択をせざるを得なかったのには正直まだ後悔が全くないかといえば嘘になると思います。
僕が大切にしたかったこと、成し遂げたかったこと
それは、やはり「User Focus」でした。
自らの人生の目標として、期待の一歩先・プラスアルファの結果を出すということは常に意識していました。
それは市役所の職員として新卒で勤務していた時もそうでしたし、その後のアウトソーシング会社でも自らに課せられてたミッションとして常に意識して対応していました。
ただ、入社して数か月が経過したところで、自分が考えていたUser focusと上司が考えているUser focusは違うのかなとも感じていました。
納期の短縮や、オンボーディングサイドの意向最優先であることなどを挙げられこれって本当にお客様のためになっているのか?
お客様のために価値を追求するために自分が作業ができること、プレイングマネージャーとして働くことが正しい働き方なのか?
今まで(特に前職のアウトソーシング会社)、否定し続けていたプレイングマネージャーになるのは正直言って慣れないことも多く、かつもともと自分でも細かい作業は苦手意識があったのでこれって自分がやることで会社にむしろ迷惑をかけてしまうのではないか?
とか、考えているうちにどんどん追い込まれていった結果自らのキャパシティーをオーバーしてしまい、体調を崩してしまいました。
それでも、会社は好きだった。
マネーフォワードは本当に異色と言ってもいいほど、ベンチャーなのに大規模な会社へと成長を遂げました。
それは、経営陣だけではなく現場のセールス・デザイナー・エンジニアみんなで一丸となって「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションに本気で向き合っているメンバーが殆どだったからだと思っています。
ただ、イレギュラーやトラブル対応力はこれからの課題なのかも?
現在、インクルーシブ制度も運用が開始されこれからはD&Iがより一層大切にされていくことだと思っています。
正直に申し上げて、復帰後のサポートは十分ではなかったと感じています。
具体的な内容はオープンな場では申し上げられませんが、もう少し双方で歩み寄ることができたら、結果は違ったのかなとも思っています。
マネーフォワードらしさが一番感じられない場面でもありましたし、「正直ああ自分の居場所はもうないんだなあ」という絶望の日々を送っていました。
そんな中、何人かの役員の方や他の部署の方とランチミーティングや1on1等を実施させていただく中で、「今自分がすべきことは休養して実力を100%出し切ることができる状態にすることだ」なと言うのを強く感じ、結果退職を決意することができました。
背中を押していただいたみなさま、優しく不甲斐ない僕のことを支えて下さったみなさまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
Joinできてよかったこと。
まずは、写真にも上げましたがマリノスファミリーの一員として観戦やスタツアなどのアクティビティの参加、またファンの方との交流を本当に大切にしていることを知ることができたのはとてもうれしいことでした。
#マリノスファミリーみんなでもっと前へ
は自分のこれからの人生においても大切にしていきたいと思っています。
また、様々な業種・業態・規模・ルールなどのお客様のデータ移行支援業務に携わることができたのは、大きな経験となりました。
実際に上記している通り、自分がプレイヤーとしてはやはり無能であることもこれで分かりましたのでw、細かい作業を必要とする作業は少なくとも自分ではやらないようにしたいと思います。
自分の部署よりも、本部内の他の部署や他の本部とのかかわりを深く持てたこと。
自分がジョインしていたチームが正社員1人になってしまったというのもありますが、他の部署の方といろいろなやり取りをさせていただくことも業務上でも多かったですし、マリノス関係・ダイバーシティー&インクルージョンでも関わることができたことは本当にうれしく思っています。
これは、今までの会社では割と不可能に近く自ら関係を構築していこうとしても広がっていかない関係性にやきもきしたりもしていました笑
でも、マネーフォワードはみんな本当にフラットに接してくれるのでみんな友達っていう感じでした。
Facebookでつながっていただいている皆々様には引き続き、よろしくお願いします。
同性愛者であることを打ち明けた時
パートナーシップ宣誓を行うのと同時に、ゲイであることをフルオープンにすることにしました。
パートナーシップ宣誓の報告をした際には本当にたくさんの方にお祝いのコメントやスタンプを押していただき、ああ入ってよかった。と思った瞬間でもありました。
これから会社に望むこと
立つ鳥跡を濁さずとは言いますが、あえて書きます笑
(こういうところですよね~俺が憎まれるのって)
社員全員が本当に働きやすい環境を整備してあげてください。
いや、既にものすごく働きやすかったんです。これは事実です。
ただ、前述の通り体調を崩した後のバックアップ体制や、やり直すチャンスを与えていただけるような体制をぜひ構築してほしいと思います。
(労務のマンパワー的な所も含めて)
なかなか、自分が思ったように体が動かないということは経験したことのある人でないと中々わからないことだと思うのでここは強くプッシュしておきたいと思います。
360度評価の実施、特に管理職。
前職でリンクアンドモチベーションの調査を実施したとき、絶望的な数値が出てしまい、経営層が慌てて360度評価を実施したという経験があったのであえて記しておきますが、
マネーフォワードの場合、僕が勤務していた時には少なくとも上司が部下の評価を行うことはありましたが、上司を部下が評価するという仕組みはなかったと認識していました。
(もしかすると、毎月のサーベイである程度査定されていた?のかもしれませんが。)
これって本当に会社の方針とあってる?
えっ?って思うことは入社当初からも様々な箇所でありました。
が、それを指摘する場面や改善するチャンスというのは少なくとも僕が認識している中ではなかったのかなと思いました。
サーベイで露骨に悪いところがあったとしても、直属の上司のみならずそれより上のレイヤーや人事からもアプローチが無かったので、毎月自分のメンタルを数値化して自省する場にしかなっていなかった気がしました。
自分の体調を回復させることを第一に。
会社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
マネーフォワード自体が嫌いにはなっていないですし、今でも愛すべき組織でありプロダクトであることに変わりはありません。
ただ、いったん私は体を休めるということに専念したいと思います。
その間に医師の許可の範囲内で、社会人ではできなかったやってみたかったことやり残していたことにチャレンジしたいと思っています。
元気になってまた、みなさまとどこかでお会いできるのを楽しみにしています。
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