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とりあえず生きることにした話

どうも、こぶたです。
今日はXにもポストした短いお話です。

私は小さい頃から不器用でした。
やりなさいと言われたことをやれば叱られ、
でもなぜなのか分からない。

体力がなくて、土日は朝から晩まで眠っていました。
朝起きれなくて、怒鳴られながら眠い目を擦り、
出発30分前に起きて、なんとか着替えを済ませ、
髪ははねたまま学校へ行きました。
ランドセルを忘れた日もありました。

女の子なのにガサツだとか、
女の子なのにだらしないとか
女の子なのに字が汚いと言われました。
Bの鉛筆を使うと、手も紙も真っ黒になってしまいました。

マラソン大会はいつもビリから数えた方が早くて、
体が大きいから期待されるバレーやバスケも期待はずれで、
ボールを追う前に、足が絡まり転ぶ始末です。

意見を言えば
「大人の話に口を挟むな!」
「賢いと思われたいのか知らいけど、大人の真似をするな」
と叱られ、

幼稚園では
わからないことを聞いたり、矛盾点を指摘したら
園長室送りになりました。

小学校では喋りすぎると言われて
廊下に机ごとだされ
チョークを投げつけられました。

この世界と合わないのに
この世界から出る事もできない
だけどどんなにがんばっても
みんなが凄すぎて、
そこに合わせることもできない。

大人から賢いと言われるのに
大人からは嫌われました。
可愛げが無いと、叩かれました。

小学生で初めて自殺未遂をしました。
何年生だったかは覚えていません。
9歳か10歳か11歳だったと思います。

生きづらい思春期を過ごし、
人が経験しないようなことをたくさん体験し、
死にかけたり殺されかけたりしました。

23歳で結婚し、
25歳で大人の発達障害と言われました。

なんだ、障害だったんだ。
だからみんなみたいになれないのかと
と腑に落ちたんですとても。


あれから15年。


発達障害は甘えだ、
発達障害の特性なんかみんなある。
迷惑。
社会のゴミ。
そんな風には見えない。
みんな大変なんだから。
努力が足りない。
おかしいやつ。
やっぱりヤバいよね。
あー、それってやっぱりコミュ障だからそうなの?
アスペだからだよね、それ?


診断を得たところで、
結局何かが変わったわけじゃありませんでした。

相変わらず、
人と同じようには生きれないし、
だからといって障害者という立ち位置で生きることも困難で、

それでも
死ぬまでは
生きていくしかないんだな
ということがわかったから

どう生きても、
どうせ人はいつか死ぬことがわかっているから

どうせなら、
やりたいこと、やれることは
やりきって
私は楽しく生きることにしました。


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