できなくてもいいんだよ、天国のスプーン
こんにちは。
車椅子の夫と5歳の息子と暮らす主婦、こぶたです。
天国のスプーン
皆さんはご存知でしょうか?いつだったかこんな話を耳にしたことがあります。
人は死ぬと神様にスプーンを渡されます。天国に行く人も地獄に行く人も違うことのない同じ柄のとても長いスプーンが渡され、違うことのない美味しそうなごちそうがテーブルに並びます。
地獄の様子を見てみましょう。みんな柄の長いスプーンを持ち、我先においしそうなごちそうを食べようと必死です。
そのうち喧嘩が始まりました。やれ手が当たっただの、誰のスプーンが当たっただの、お前が退けば食べやすいだのといがみ合います。
柄の長いスプーンでごちそうを自分の口に運ぼうとしてもうまく届かず、せっかくおいしそうなごちそうが目の前にあっても、このスプーンのおかげで食べる事ができず、人々はいがみ合い、争い、痩せこけて飢え、苦むのでした。
では天国の様子はどうでしょう?天国でも同じスプーンを使っています。神様に渡された、柄の長いスプーンです。
ですがこちらは皆おいしそうに食事を楽しみ、幸せに満ち溢れていました。あの、柄の長いスプーンで一体どうやって?
天国ではあの柄の長いスプーンを使って、自分ではなく他の人の口にごちそうを運ぶのです。向かい合って座る誰かの口にごちそうを運べば、誰かがお返しにごちそうを口に入れてくれて、皆幸せそうに食事を楽しむのです。
そんなお話です。
息子
わが家の5歳の息子は少し変わったユニークな子です。
自分で考えたことには5歳とは思えない力を発揮する彼。
大人のようなしゃべり方をし、何でも説明を求め、元素に科学に諺に慣用句に歴史と親である私もよくわからないようなことに興味を持ち、理解し、面白がっています。
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