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3畳、ドア無しの部屋を卒業します

1年半住んだ3畳ドア無しの部屋を卒業します。

今週末から諸事情で同じシェアハウス内の個室に引っ越すことになりました。

(引っ越すっていっても同じシェアハウス内なんかい!というツッコミが飛んできそうであるが) 

この記事を書いてからもう1年半くらいになるんですね。

愛着の湧いたこの部屋から出ることになるんだなぁと思うと少し感慨深いですね。

住めば都、という言葉は本当によく言ったもので初めはドアがない事、部屋でくつろぐスペースが無いこと、太陽の光が部屋に十分に入ってこない事に戸惑っていたのが嘘のようで今では何の不自由も感じなくなりました。

最近では週4日、自分の部屋で在宅勤務をしている有様です。

いざこの3畳、ドア無しの部屋を出ることになりましたがこの部屋に住んでとにかく楽しかったです。

おそらくこの先、こうした条件の部屋に住むことはなかなかないかもしれません。

そういった意味で僕にとって大切な思い出になりました。

一つ確信していることがあります。

それは10年後、20年後も「20代前半のころ、3畳ドア無しの部屋に住んでくだらないことで楽しんでいたなぁ」ということを僕はこの先ずっと忘れないということです。


上記の記事のようなくだらないことをこの1年半の間でたくさんしました。

そしてそのくだらないことは多分個室の部屋に住んでいては経験できなかったこだったと感じています。

この3畳ドア無しの部屋は例えるなら漫画喫茶の1ブースのような形でオープンスペースに同じような部屋が6つほどあります。僕たち住民は自分たちの部屋のことを独房部屋と呼んでいました。

独房部屋の住民たちとはたくさんの交流をしました。

ある日はIブログ君のプロテインを飲んだゲップの音がうるさくて目が覚めました。

ある日は僕の一人夜の営みをI君に見られました。

ある日はキューバ人のSuarez君に「Amigo〜」と付きまとわれました。

1ミリも華やかでない独房での生活だったが僕にとっては青春の1ページだったのかもしれません。

そんな独房生活もあと数日。

独房部屋の窓から聞こえてくる小雨の音が最高に心地よい夜です。

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