強くならないとね
「もっと強くならないとね。」
以前働いていたアルバイト先の上司が僕に言った言葉は、僕の性格の良いところも悪いところも如実に表しているように思う。
良いように言えば平和主義者、悪くいえばお人好し。
この性格で得をしたこともあれば損をしたこともある。
その損の例がアルバイト先でのことだった。
大学生の頃、半年間ほど飲食店でアルバイトをしていた。
その時のレストランの社員でとても攻撃的で性格の悪い人がおり、
その社員にきつく当たられることがあった。
僕自身のミスで怒られることもあったのだが結構理不尽に言われることも多く、
何より 「ぶっ殺すぞ!」「猿でもわかる。」 など 今思えばハラスメント的な発言を受けていた。
だが僕は何も言い返さずに はいそうですか すみません という感じで接していた。
ある日僕の上司が、僕がきつく当たられていることに気づいて話をする時間を設けてくれた。
上司:「教わってないことだからできません。ちゃんと教えろって言えばいいんだよ。なんで言わなかったの?」
僕:「まだ僕は入ったばかりですし、先輩だから言いにくいなって。」
上司:「先輩とか関係ないよ。ちゃんと教えてないあいつが悪いんだからうるせえ、猿なのはお前だろ!って言ってやればいいんだよ笑 お前は優しすぎるんだよ、もっと強くならないとね。」
その上司は日本人ではなくミャンマー人で、日本語が流暢で僕のアルバイト先のリーダー的な役割を担っていた。
上司:「俺が日本に来たときは日本語もうまく話せなかったから、いつもわかりました、すいませんと言っていたよ。でも今は日本語が話せるからちょっと違うなって思ったらそれは違う! と言えるようになった。shinshinは日本人なんだから自分の思っていることをちゃんと言えるでしょ。」
上司は僕が知らない色々な苦労を重ねて来たからこそ、僕が少し頼りなく、強さにかけているように見えたのだろう。
この件以外にも僕は優しすぎると言われたことが何度かあり、自分を変えた方が良いなと強く感じるようになった。
強くなるとはどういうことだろうか。
身体面とマインド面に分けると
身体面では 舐められない体型
マインド面では、然るべき場面で、自己主張をするということなのではないかと思う。
身体面に関しては やはり体型は重要だと感じる。
人は見た目ではなく中身が重要だというが、結局見た目で人を判断してしまうのが人間である。
人の第一印象は6秒で決まり、そのうちの視覚からの印象は80%を占めると言われる。
マッチョになる必要はないがなめられないためにもある程度引き締まった身体を作る必要があると感じた。
そんなこともあって筋トレをするようになった。
マインド面に関しては、するべき場面で自己主張をするということだ。
僕は他人と話すときに相手に合わせることが多く、そのことが時に強さに欠けるという印象を持たれるのだと思う。
すぐに自分の性格を変えるというのはなかなか難しいが意識して 自分はこう思うということを言う癖をつけていく必要がある。そのための方法の一つとしてこのnoteでの発信も良い訓練になっていると思う。
強くなる、今年の僕のテーマである。
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