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埼玉県道・群馬県道22号 上里鬼石線

2020/01/04
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埼玉県児玉郡上里町

旧・賀美郡神保原村

埼玉県児玉郡上里町、国道17号の神保原(南)交差点がこの県道の起点。
神保原陸橋(北)交差点は勅使河原本庄線(r392)との交点で、392号は国道17号の旧道、旧中山道にあたる。
神保原陸橋では高崎線を渡る。すぐ向こうに埼玉県最北端の駅、神保原駅が見える。

旧・七本木村

陸橋の東側には日産化学工業の工場がある。
街外れ……というと不適切だが畑も見られる静かな道。歩道は広く取られているため歩くのは快適。この町において道路は集落形成の軸としての役割を果たしているとは言い難く、4村でまとまったという歴史的経緯もあってか神保原駅周辺にやや集まっている以外は市街地、集落は分散しており、まとまりに欠ける。
関越自動車道。ここから少し北西に進んだところに上里SAがある。
上越新幹線。本庄早稲田駅を過ぎて群馬県へ向かうところ。
本郷交差点で右折して進路を西に変え、上里町を東西に横切る藤岡本庄線(r23)と重複。
この重複区間に限って言えば民家は道に沿うように並んでおり、個人経営の店舗も道沿いに多いため軽い商店街のようでもある。
三町交差点で児玉新町線(r131)と交差。この辺りからだんだん民家が減っていく。
三町西交差点で進路を南に戻しr23と分離、ここから本格的に市街地を抜けていく。
ネギ畑がある。とは言っても基本はやはり田圃である。歩道は狭い。工場は道沿いには少なく、遠くに点在するのみである。

神川町

旧・丹荘村

児玉郡神川町へ入る。この県道では神泉村と合併する前の旧・神川町を北から南へ渡る。
国道254号の元阿保交差点。規模は意外と小さい。
丹庄村道路元標。自治体も現在の字名も「丹荘」で、表記がやや異なっている。
踏切で渡るのはJR八高線。すぐ東に丹荘駅がある。八高線はこの後神流川を渡り、群馬藤岡駅に向かう。
交差する道路こそ少ないが、民家は沿道に常に存在する。生活道路としての側面が大きく、駅から遠ざかるほど売店は減っていく。

旧・児玉郡青柳村

青柳小学校。
青柳小学校内にはいくつかの観光案内がある。向きからして歩道を歩く我々向けだろうが写真を撮ろうと思うと柵の上からやらなくてはならないため、地元の人にはとても怪しまれる。
神川ガイドマップ。
国道462号と交差する新宿(これは「しんしゅく」)交差点。謙虚な国道。
不動沢では御嶽山の水が神流川に向かって流れる。500mほどの沢。その奥の朝日工業埼玉事業所横には子供たちの絵が飾られている。先が見えないほど数が多いがどれもクオリティーが高い。
工場を過ぎると静かな渡瀬の集落にたどり着く。沿道には温泉もある。小さいながら街路樹も植えられ、広く整備された区間。古地図を見るとかつてこの道の役割を果たしていたのはもっと川に近い方の道のようだ。
渡戸橋交差点で右折。直進すると矢納浄法寺線(r289)に入る。r289はここから新宿交差点までこの県道と重複するのだが、その後は国道462号と合流、その先で終点になるため事実上この交差点が終点である。
渡戸橋。なにやら工事中だった。

群馬県藤岡市

旧・緑野郡鬼石町

川を越えて群馬県藤岡市(旧・多野郡鬼石町)へ。埼玉側と群馬側で標識の自己主張にかなりの差がある。群馬側は非常に謙虚。
本町(もとまち)交差点で前橋長瀞線(r13)とぶつかり終点。

GPSログ

埼玉北西、僅かに残された平野部を抜ける静かな道。私のいる北東部とも通じる景色があった。こうして見ると群馬県区間は本当に短い。

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