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西洋美術

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#東京都美術館

マティス展:2 /東京都美術館

(承前)  マティス展の出品作から、独断と偏見により数点をご紹介。  リーフレットに掲載…

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マティス展:1 /東京都美術館

 20年ぶり……  待ちに待ったアンリ・マティスの大回顧展が、上野のお山へついにやってきた…

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ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:10 /東京都美術館

(承前)  長谷川利行の絵も、ゴッホの絵も、ありていにいって非常に「カラフル」だ。  だ…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:9 /東京都美術館

(承前)  ■「日本のゴッホ」?  長谷川利行から考える  「日本のゴッホ」と呼ばれる画…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:8 /東京都美術館

(承前)  ■糸杉の磁場 サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズ:1  ここから先の…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:5 /東京都美術館

(承前)  ■ゴッホ都へ行く パリ時代(1)  ゴッホの暮らした場所・時期が、そのまま本…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:4 /東京都美術館

(承前)  ■秘められた「強さ」 初期の油彩  初期のゴッホは、農夫の暮らし働く姿を、黒や土色といった色調で盛んに描いている。  これら初期の油彩は、地味といえば地味な代物には違いない。  が、だからといって「陰鬱な」絵と断ずるのは早計というものだ。  彼らは、気まぐれな自然に翻弄されながら、田畑を耕す毎日を淡々と繰り返してきた。  ゴッホは、そんな生活のなかで培われた彼らの体躯、肉付きや骨格、年輪のように刻まれたしわに、まずは造形上の興趣をそそられたであろう。ゴッホは

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:3 /東京都美術館

(承前)  ■抑えきれない創意 初期の素描  ヘレーネさんの集めたクレラー=ミュラー美術…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:2 /東京都美術館

(承前)  ■気が合いそうなヘレーネさん  よく知られているように、ゴッホの絵は生前には…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:1 /東京都美術館

 さて、ゴッホ展である。  先日のような経緯があって、珍しく当日券購入の列に並んだ。  …

イサム・ノグチ 発見の道:1 /東京都美術館

 東京都美術館の「イサム・ノグチ 発見の道」展は、2020年秋に開催予定だったものが、2021年…

イサム・ノグチ 発見の道:2 /東京都美術館

(承前)  展示の冒頭には「インターロッキング・スカルプチュア」と呼ばれる、金属のパーツ…

イサム・ノグチ 発見の道:3 /東京都美術館

(承前)  書いていて恥ずかしくなるくらいの子どもじみた空想をしてしまうのも、イサム・ノ…

イサム・ノグチ 発見の道:4 /東京都美術館

(承前)  1階の第1章「彫刻の宇宙」で生涯にわたる作例を一巡、若干の満腹感が漂いはじめる。2階の第2章「かろみの世界」の薄口で箸休め、ノグチデザインのソファーに座るなどして休み休み鑑賞。  そして迎えた3階の第3章「石の庭」は……これがまた圧巻であった。  この最終フロアで展示されるのは、香川県高松市牟礼町にあるかつての制作拠点、現・イサム・ノグチ庭園美術館にあるもの。その多くがふだんは庭で野ざらしになっていて、これほどの数が館外でまとめて展示されるのは初めてという。