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西洋美術

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#ゴッホ展

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:10 /東京都美術館

(承前)  長谷川利行の絵も、ゴッホの絵も、ありていにいって非常に「カラフル」だ。  だ…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:9 /東京都美術館

(承前)  ■「日本のゴッホ」?  長谷川利行から考える  「日本のゴッホ」と呼ばれる画…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:8 /東京都美術館

(承前)  ■糸杉の磁場 サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズ:1  ここから先の…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:5 /東京都美術館

(承前)  ■ゴッホ都へ行く パリ時代(1)  ゴッホの暮らした場所・時期が、そのまま本…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:4 /東京都美術館

(承前)  ■秘められた「強さ」 初期の油彩  初期のゴッホは、農夫の暮らし働く姿を、黒…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:3 /東京都美術館

(承前)  ■抑えきれない創意 初期の素描  ヘレーネさんの集めたクレラー=ミュラー美術…

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:2 /東京都美術館

(承前)  ■気が合いそうなヘレーネさん  よく知られているように、ゴッホの絵は生前には1点しか売れなかった。購入者は、画家のアンナ・ボック。ヘレーネさんは、ゴッホと直接の交流をもっていたわけではなかった。  ゴッホが自ら命を絶ったのは1890年。ヘレーネさんが美術に開眼し、初めてゴッホ作品を購入したのが、18年後の1908年のことだ。  いうなればヘレーネさんは、ゴッホを直接知る人がご存命の時期、まだゴッホの体温や息づかいがわずかに残るなかで、作品を追いつづけたのだった

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント:1 /東京都美術館

 さて、ゴッホ展である。  先日のような経緯があって、珍しく当日券購入の列に並んだ。  …