【小説】ミヤマ 1


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「わたし、てっきりあの男のひとが死んでるもんだと思っちゃった」女生徒はそう言って、水道の蛇口を捻った。「だって、頭が切れて、傷口からシャワーみたいにどばどばと血が流れていたんだもの。だれだってそう思っちゃうでしょ?」

 パレットの上の乾いた絵の具を水にさらしながら、その声が自分に向けられているものと、ミヤマは認識した。かつお節みたいに乾いた筆を水のたまったパレットに押しつけ、毛が少しずつほぐれていくのをじっと見守った。

「バイクに乗ってたひとは、一時停止の標識に気がつかなかったみたい」隣で女生徒はつづけた。「通報で駆けつけた警察官に、そう言っているのが聞こえたの。でも仕方ないといえば仕方ないよね。遅い時間で暗かったし、あの辺は街路樹が道路にはみ出ていて、あの標識も半分は木の葉っぱに隠れちゃってたから」

 ミヤマは頷いた。そんなことは知っている。あの道は毎日のように、脳が溶けるくらい何度も通っているのだから。

「事故の現場に出くわしたのって、生まれて初めて。わたし、てっきり轢かれた男のひとが死んでるもんだと思っちゃった」

 筆先でパレットにこびりついた絵の具を擦りはじめると、色が水に溶け、いくつもの細い筋となって、下流へ流されていく。筋は排水溝の手前で向きを変え、美しい渦を巻き、それぞれが小さな穴へ吸いこまれるように消えた。

「まあとにかく、ひとが死んだ場面を目撃したわけじゃなくてよかった。そんなの見たら、一生のトラウマになっちゃいそう。あのあと救急車がくるまで現場にいたけど、無事に病院まで運ばれていったみたいだから安心してよ。きみ、わたしがつぎに顔を上げたときにはいなくなってたよね。せっかく声をかけようと思ってたのに」

 ミヤマはふたたび頷いた。上流から女生徒の流した色彩の糸が、彼の筆先に絡みつき、混ざりあった水は、侘しい色をした線の束となった。

「おかげでバイト先には遅れちゃった。理由を説明したら許してくれたけど。わたしね、あの街でバイトしてるの。週五日は放課後に働きに行くんだ。だからあのあたりはよく通るの」

 パレットを水流から抜きとり、軽く振るって水を落とした。女生徒の視線を感じ、顔を上げる。彼女は黒い絵の具をべったりと塗りたくったような髪をひとつに結んで、背中から垂らしていた。しばらく二人は見つめあい、やがて女生徒は問いかけた。

「ねえ。きみは、あんな遅くに、あの街でいったいなにをしていたの?」


 代々木公園に着いたのは三時になる少し前だった。広場の隅には支柱にブルーシートを吊るしてつくられた三角のテントや、段ボールでできた不恰好な囲いがある。広場にはすでに長蛇の列ができている。五十人はいるだろうか。大半は男で、働き盛りの世代から、本物の歯が指の数より少ないような世代まで、年齢は幅広い。手持ち無沙汰に空を見つめる者もあれば、大儀そうに眉を歪め、煙草を吹かしている者もいる。みな着ているシャツは清潔そうに見えるが、空気中にはかすかに汗のにおいが漂っている。

 ミヤマは列の最後尾に並んだ。大きなリュックを背負い、森林浴ができそうなほど緑色のパーカーにジャージのズボンといった姿の、若い男が前に立っている。耳にはめたイヤホンから、昭和の歌謡曲のようなテンポの音が漏れている。しわだらけの学ランに染みの浮いた青いスクールバッグ、などという恰好をした人間はミヤマひとりしかいない。列の先頭のあたりでは、二の腕に腕章をピンで留めた大人たちが、段ボール箱から取り出した荷物をテーブルの上に広げ、準備している。少年は鞄のなかから小口の日焼けした『ガラスの靴』の文庫本を引っぱり出し、片足に体重をのせて読みはじめた。

 さやかな風が静かに木々を揺らしていた。かぐわしい煙草のにおいが鼻をくすぐる。サッカーボールを蹴る音が遠くから聞こえる。やがて時間になると、並んでいた列が音もなく、表情もなく前へ進みだした。彼は開いていた本のページ番号を記憶し、スクールバッグのなかに仕舞った。列の先頭では、男たちが中身の詰まった白いビニール袋を手渡されている。

 五分もしないうちに、少年の番が訪れた。腕章を着けたボランティアの女性が男たちに袋を手渡していた。ミヤマの母親でもおかしくはない年齢。鼻の脇から口の端までナイフで彫られたかのような線。根元にだけ白さが残る茶色くくすんだ髪。彼女は彼の姿を認め、快活に頷いた。

「こんにちは」

「こんにちは」少年は音節をハンマーで砕いたみたいに挨拶をした。

「今日もくると思っていたから、待っていたわ」少年は女性から包みを受けとった。「少し脇で待っててくれる? もうすぐで一段落つくから」

 ミヤマは女性の後ろに立ち、列が縮んでいくのを眺めた。その光景は百足を一片ずつ千切っていく作業に似ていた。テーブルの上の白い袋も少しずつ減っていく。やがて用の済んだみすぼらしい様子の男たちが散っていくと、ボランティアの女性はミヤマのほうへ振り向いた。

「さて、これであとはゆっくりできるわ」女性はぱんと手を叩いて言った。「これから寒くなっていくでしょう? ここのひとたちは大変なのよ」

 女性は広場の隅にあるテント群を見渡した。ミヤマもつられてそちらを見た。汗染みの浮いた白いタンクトップを身に着けた、ひとりの老人がブルーシートのテントから這い出し、入口の前に、放射状に伸びる折りたたみの物干し竿を広げ、濡れたシャツやタオルを一枚ずつ、細長い棒に引っかけていた。シャツの縁から垂れた雫がレンガ道に黒い染みをつくっていく。

「ほんとうなら冬のあいだだけでも、彼らには施設に入ってほしいのだけど」女性は言った。「施設に入ることをいやがるひとも、なかにはいるのよ。ここにはだれかにルールを強いられたり、指図されたりするのがきらいなひともいるの。もっと、ものわかりがいいひとばかりだと助かるんだけどね」

 少年は頷いた。

「屋根のある清潔な部屋で穏やかに眠れるのに、わざわざ凍死する可能性のある外を選ぶなんて、わたしたちにはよくわからない感覚だわ。朝になったらカチコチに凍ってたっておかしくないのよ。そうなったらわたしたちにどうしろっていうのかしら。かき氷にして、べつのホームレスのひとたちに配れってわけ?」

 ふたたび少年は頷いた。

 女性はため息をつき、少年に向きなおって言った。「今日渡したなかには、食べもののほかにもカイロなんか入ってるから、よかったらつかってちょうだいね」

 ミヤマは袋の中身をのぞいてみた。底にはプラスチックの使い捨て弁当箱。なかには冷めた白米と、色彩の乏しい肉野菜炒めらしきものが入っている。その上にレトルト食品の入ったパウチ、乾パン、剥き出しのキウイや林檎といった果物がのっている。食品のほかにはカイロやバンドエイド、ポケットティッシュなどが入っている。

「これはあなたのご家族の分」そう言ってボランティアの女性は、白い袋をもう二つ、少年の手に押しつけた。「遠慮なく持っていっていいのよ。どうせ配り切れなくていつも余っちゃうんだから。この国には食べ物があり余ってるの。お月さまだってお腹いっぱいになるくらいの食材が一日で捨てられている。それがこの国の現状なの」

 少年は袋を受けとり、頷いた。

「ご両親の体の具合はどう?」女性が尋ねた。眉間にしわが刻まれている。「少しはよくなったのかしら?」

「いえ、相変わらずです」ミヤマはこたえた。

「あなたのような年頃の子供が、ご家族の世話をしないといけないなんて、不憫な話だと思うわ」女性は憐れみの目で少年を見た。「友人とゲームセンターへ遊びに行く時間も、お金持ちになるために勉強する時間も削られてしまうなんて。まだ高校生なのに。ほんとうに、大人の力は借りなくても大丈夫なの?」

「はい」

「少し瘦せたんじゃない? 毎日ちゃんと食べてるの?」

「ええ、まあ」

「健康には気をつかわないとだめよ。あなたが体を壊したら、それこそご両親が悲しむわ。もちろん、わたしたちもね」

 少年は頷いた。

「わたしたちの力が必要になったらいつでも相談しなさい。教会は、いつだって困っているひとたちに手を差し伸べるから」

 少年はふたたび頷き、スクールバッグと三つの袋の重みに体を傾けながら、その場に背を向けた。


 夜になると、公園から昼間の活気が消えた。とはいえ、ひとの気配は各所に残っている。スケートボードを飼いならす若者たち。テントの前にしゃがみ、呆けた曖昧な目で煙草をふかすホームレス。夜闇に舞う名前のない鳥の影が、時折、街灯の光をさえぎる。千切れ雲が浮遊する月をひとの目から隠している。

 ミヤマは蛇口の下から体を起こし、水の滴る髪の毛を持っていたタオルでぬぐった。上半身は裸だ。濡れたタオルで全身をふき、水気を絞ってからもう一度全身をふいた。清潔なシャツを着て、その上からあちこち擦り切れた、襤褸のような藍染めの作務衣を羽織った。いつまでも制服姿でいては、無粋な輩に声をかけられる。少年はそれを経験で知っていた。

 荷物が置いてあった近くのベンチに腰かけ、濡れたタオルを背もたれに干した。制服はきれいにたたみ、まとめてナップザックに押しこむ。寝袋を広げ、それにくるまり、バッグを枕にして横になる。視界が夜空で覆われる。ひとの声が遠いどこかで響いている。

 この時間がミヤマは好きだった。一日の緊張から解放され、だれにも邪魔されずに夜空をひとり占めできる、この時間が。あとはただ、緩やかに沈んでいく眠気に身を任せるだけだ。明日がはじまるまえに、今日の記憶は薄れてしまうだろう。そうやって日々を生きていく。余計な荷物は、少年に訪れる明日には必要のないものだ。朝焼けに見る夢のように孤独な少年が必要とするのはただひとつ。そう、たったひとつだけ……。

 夏の終わり。夜は冷えた。寝袋のファスナーを首元まで締め、目をつむる。すべての音が、感覚が、駆け抜けるように少しずつ遠ざかっていく。この日は多くの人間に話しかけられ、疲労がたまっていた。少年は苦もなく眠りに落ちた。


 ミヤマが生まれてはじめてエロ本を開いたのは、十四歳になったばかりの春だった。きっかけがなんだったのか、少年ははっきりとはおぼえていない。おそらく、知覚することも困難なほど些細な出来事だったのだろう。その日、学校は休みで、雲ひとつない空から、太陽の光が地上に降っていた。空気中の細かい塵に反射し、光の波動が視界を満たしていた。

 ふわふわと漂うように自転車をこいだ。足元はおぼつかなく、体の芯が風に吹かれた灯火のように安定しない。目元には寝不足のため、隈ができている。少年が目指したのは、自宅から十キロほど離れた見慣れぬ街にあるコンビニだった。希望は伸ばした手から遠ければ遠いほど輝きを増す。少年は頑なにそう信じていた。ようやく到着したとき、広い駐車場には一台しか車が停まっていなかった。涼しい季節なのに、膝の裏には汗が滲んでいた。

 そのエロ本を選んだ理由は、立ち読みを妨げるテープが貼っていなかったことだ。おとなしい内気な中学生には、このようなものを売ってくれないだろうと少年は思った。表紙に描かれているのは、芸能界に関するゴシップ記事の題名がなんやかんやと、着物を着崩し、肩まではだけさせた女性の絵。女性は拳くらいのじゃがいもを丸々一個飲みこめそうな顔をしている。ミヤマはラックの前に立ち、本を取り出すと、震える指でページを開いた。

 そして最初にページを開いた瞬間、彼女に出会ったのだ。

 見開きのページに映った写真の女は裸だった。布切れ一枚とて身に着けていない。台所の雑多な食器や調理器具にまぎれて床に尻をつき、カメラに向かって股を広げている。長い黒髪が陽光を吸収して淡い色に光っている。前に垂れた髪が乳首を覆い隠していた。感情が抜け落ちた女の顔をしばらく見つめ、浮上する潜水艦のように、やがて少年はひとつの結論を導いた。この女は猛禽に似ている。鼻は細く高いけれども、鼻先は満月のように鋭い丸みを帯びている。唇は厚く、湿潤で、感情を示す印はなくとも、誘うような妖艶さがある。美しい脚は歩けば鞭のようにしなやかにうねることだろう。猛々しさはなく、飢えもない。だが彼女に見えた、本質的な〝古さ〟が、猛禽類が大空を羽ばたく映像を少年に思い起こさせた。

 背後で怒鳴り声が聞こえた。振りかえると、制服を着た店員らしき老人がミヤマをにらんでいた。老人は険しい顔で言葉を放つ。そんなものを、子供が読むんじゃない。ミヤマはもう一度だけ本の女性を見やり、ラックに戻して足早にコンビニをあとにした。

 女と再会を果たしたのは、それから二年後の夏。夏休みの美術の課題で、街の片隅にたたずむ、とある美術館を訪ねたときのことだった。その名を『黄昏の美術館』という、小さいが新しく、箱のような形をした清潔な美術館だ。課題では自由に美術館を選んで、作品のレポートを書かなければならなかった。

 新しい建物に特有の、脳をかき混ぜる薬品のようなにおいをかぎながら、ミヤマは寒々とした、人影のない館内を巡っていった。そしてその道中で彼女に出会ったのだ。

 その絵はミヤマと同じくらいの背丈があった。銀色の味気ない額縁に囲まれ、味気ない壁に吊るされている。少年は立ち止まり、絵のなかにたたずむ女を見つめた。満月のように丸まった鼻先を見つめ、しなやかに伸びる四肢を見つめ、口の端に浮かぶ太古の笑みを見つめた。それは霊妙な技で描かれた写実画だった。女にはかつて遭遇したときの面影はない。というのも、この絵の彼女は、貞淑な尼僧のように頭をすっかり丸めていたからだ。加えて、肩をさらけだした純白のワンピースが彼女の足元で波打っている。それでも少年にはひと目で、いつか出会った彼女と同一の人物だとわかった。その感覚は意識の奥底で沸き起こった膿のようなもので、完全な同一人物であると識別できた理由を、少年は言葉で説明することができない。しかし、それは彼女だった。疑いようもなく、姿かたちは違えど、生まれて初めて開いたエロ本で出会った、あの女だった。

「この絵が気に入りましたか?」

 深く、たまった雨水のように落ち着いた声のほうを振りかえると、ひとりの老人がミヤマの後ろに立っていた。着ているグレーのスーツにはしわひとつなく、白髪混じりの髪を真ん中から左右に向かって綺麗になでつけている。丸眼鏡の奥からは光を宿した若々しい瞳がミヤマの目を見つめている。老人からは完熟した果物のようなあまい香水のにおいがした。それがなんの果物なのか、少年には思い出すことができなかった。

「美しい絵です」老人は静かにつづけた。「描かれている女性は、一般的に美しいと呼ばれる類ではありませんがね。しかしなかなか目を惹かれる写実画です。ただ現実を切りとったわけではなく、現実から遠く彼方まで離れた虚実の色を神妙に混ぜあわせている。この絵がどこで描かれたものか、わかりますか?」

 ミヤマは老人から視線を外し、ふたたび絵を見つめた。女が座っている椅子は、華奢ではあるが硬く、丈夫そうだった。背後には女を取り囲むように広がる、薄暗い茂み。深い緑の葉が一枚一枚、丁寧に描かれ、それらがひとの腕のように女へ手を伸ばし、闇の奥へ引きずりこもうとしているようにも見える。

「どこかの森のなかでしょうか」ミヤマはかすれた声で言った。最後に言葉を発したのは、記憶にも残っていないほど大昔のことだった。

「背景を見れば、そう思われるのも無理はないでしょうね」老人は少年の隣に並んで絵を眺めた。「しかし、この絵はこの街で描かれたものなんです。ひとがひしめくこの大都会、新宿で」

 ここで老人は少し黙った。なにかの反応を期待したのかもしれない。ミヤマは着ていた作務衣の裾を指でつまみ、ねじった。

「背景の緑は、あとから付け足されたものなんです」老人は何事もなかったようにつづけた。「絵が描かれたのは、とあるビルの一画だと聞いています。二人きりで暗い部屋にこもり、朝から晩まで、数日に渡って筆を動かしつづけました。女性は現実の生きたモデルですが、背景はべつの場所を切りとって、ここに写しているわけです。この緑もまた、新宿のどこかで描かれたものと聞いています」

「新宿の、どこで?」と少年は尋ねた。

「それはわかりません。作者は教えてくれませんでしたから」そう言って老人は絵の横のパネルを手で示した。パネルにはこう書かれている。


  題名

 『坊主頭の女』


  作者

  不明


「見ておわかりのように、作者の方は正体を伏せています。画家を不在とすることで、この絵は完成するのだと、その方は言っていましてね。そして要望どおりにこうした次第なんです」

 ミヤマはかすかに頷いた。

「この絵画が画家の残した唯一の作品でした」老人は言う。「そういう意味では、貴重なものでしょう。これから先、彼の作品が生まれることもありませんから」

「どうして?」

「この作品がここへ展示されるようになってからまもなく、自宅で倒れているのを発見されたのです。彼はいつだって、この国に安楽死の制度がないことを嘆いておられました」

 ミヤマの注意は絵の女に戻っていた。女の視線は斜め下の、額縁の外へと向けられている。その先のなにを見つめているのだろう? もしかしたら、それはミヤマにもおぼえのあるものかもしれない。彼の知っているものを、彼女もまた見ているのかもしれない。ほかの肖像画に描かれた人々も、みな同じ対象を見つめているのかもしれない。少年は漠然とそう思った。

「この女性が気になるのですか?」と老人は尋ねた。

 ミヤマは口を開いた。だが言葉は紡がれず、ミヤマはただ首を振って諦めた。

「だれにもわからないんです。この女性がだれなのか」老人も絵のなかの女を見つめる。「名前も、どこからやってきたのかも、どのような過去を持っているのかも。作者はそれをだれにも伝えることなく逝ってしまわれました。残された手がかりなどもありません。我々にわかっているのは、この女性が、かつて一度はこの街に足を踏み入れたというその事実だけです。新宿の街なら、定まった姿をもたないこの街なら、このような特異な姿で出歩いていても、際立って目立つということはないでしょう。彼女の影はこの街の人波に飲みこまれて消滅してしまったのです」

 その後、ミヤマはそこから少し離れた場所に飾られた蝶の絵を課題の題材に選んだ。翅からこぼれる鱗粉が、炎となって尾を引く蝶の絵。女の絵を題材にする気にはならなかった。それはあまりにも少年の魂に寄り添いすぎていたので、手も足もでなかったのだ。

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