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初めての、体外受精。凍結結果と移植、判定日のこと

こんにちは。
前回の採卵編に続き、今回からはいよいよ体外授精です。

※私の治療歴や、このnoteの意図については下記の記事をご覧いただけたらと思います。

※私はお医者さんでも培養士さんでも看護師さんでもありませんので、専門的なことは分かりません。また、費用や治療の考え方もクリニックによって幅があると思うので、あくまで筆者自身の体験記であることご留意ください。


受精結果
採卵から約1週間後の受診で、10個とれた卵のうちいくつが受精したのか、グレードはどうだったか、といった結果報告を受けました。
しかしその結果は、私たち夫婦をとても不安にするようなものでした。
1個は成熟卵ではなかったので、残りの9個を顕微授精にした結果・・・
 ・正常受精数:9個
 ・凍結胚数:2個
 ・グレード:5BC,4BC
体外受精に進めば道が開ける!と希望を持って臨んでいたのに、また新たな壁が立ちはだかってきたのです。
やっぱそう簡単にはうまくいかないんですね、不妊治療は。。。
そして、この日のお会計に保存管理料だったり培養管理料だったりの諸々がかかって保険適用で85,000円、保険適用外のタイムラプスをつけた分がプラスで27,000円と、過去最高額でした。

移植に向けての準備
結果はともあれ可能性はゼロではないし、早く移植して授かりたい気持ちがあったのでそのまま移植に進めることにしました。
採卵後のリセット3日以内に受診し、採卵による卵巣の腫れがないことを確認。
この日にエストラーナテープが処方され、判定日まで毎日お腹にペタペタ貼っていました。
SNSではテープでかぶれて痒い、ってよく見ていたのですが、私は大丈夫でした。お腹の皮膚が強かったみたいです。
そして排卵日近くに再度受診し、移植日が決まりました。
この日からはルティナスという膣錠も追加され、こちらも判定日まで継続。
1日3回8時間おきの毎日同じ時間に使わなければならず時間管理が大変でした。
また、ルティナスは時間が経つと溶け出てくるので生理でもないのに毎日ナプキンを手放せないことや会社のトイレでも入れなければならないのでかなりストレスでした。。

移植当日
いよいよ移植当日。
採卵の時と同様、クリニックから渡された手術着と紙パンツに着替え、ドキドキしながら待ちます。
手術室に入りこちらも採卵の時と同様に台に横たわり、足を固定され、卵が戻されるのを待つのみ。
子宮内の消毒をして、チューブをぐいぐい入れていき、チューブの中を移動していく卵をモニター上で看護師さんが示してくれるのを一緒に見守ります。
子宮内に卵が置かれたことを確認し、移植は終了です。
チューブを入れられるので生理痛のような痛みがありましたが、まあ我慢できる範囲、というくらいの痛みでした。
そのあと着替えをして診察をして、移植完了です。
かかった費用は、保険適用で40,000円。
アシステッドハッチングをしてもらったのでその分ちょっと高めになってます。

待ちに待った判定日
移植からちょうど1週間後、血液検査による判定を行います。
移植をした日からこの日を毎日心待ちにしていたし、クリニックで結果を待つ間もかーなーりドキドキしていました。
どちらの結果でも一人ではとても受け止めきれないので夫も同伴。
そしてその時が来ました。
診察室に入り、先生から告げられた結果は、陰性。ずどーーーーーーん。
数値はゼロを示していて、かすりもしなかった、と。
症状はとくになかったし、グレード的にもあまり期待はしないようにしていたものの、陰性を宣告されるとやっぱりダメージは相当大きい。
毎日のエストラーナテープや時間通りの不快なルティナスをきちんとこなしたのは何のためだったのか・・・
さらに畳み掛けるように、子宮鏡検査やってみようか、と提案され「また痛い思いしなきゃならないの・・?」と考えたらそれまで必死に堪えていた涙が先生の前で溢れてしまいました。
まだ1回目だから、と先生も夫も励ましてくれたけど、痛みに耐えたりメンタル的にも辛い思いもして仕事もどうにかしながら何度も通院してきたこれまでのことを思うと、診察室を出てからも待合室のはじっこで涙が止まらなかった。
それに気づいた看護師さんが別室に案内してくれて、人目を気にせず気が済むまで泣かせてもらいました。
判定日の血液検査は保険適用外で、6,000円かかりました。

次回は、子宮鏡検査で見つかった子宮内膜ポリープの切除についてです。
それではまた。

※子宮鏡検査については下記の記事にまとめています。


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