英国式ガーデンのススメ
イギリスのガーデンに関する歴史は古く、そして贅沢な趣味の一つ。裕福な家はガーデンの整備具合を見ると一発でわかるほど、手のかかる趣味の一つでもあります。
そんな英国ガーデンですが、フェミニスト地理学研究の一つに挙げられているように、かつては庭を持つ特権も男性のものでした。もちろん今では全ての人に開かれています。
一見ハードルが高そうですが、誰でも簡単に楽しむコツは一般開放されたガーデンを訪れることです。
バーミンガムにあるのは、最近午後の勉強スポットとして定番になりつつあるWinterbourne Garden。こんな場所に美しい庭園があるとは思いませんでした。学生は無料で入れるほか、庭園内には大学のWi-Fiも通っているので、外で気持ちよく勉強ができます。おしゃれなカフェも併設されているのですが、現在は休業中。また、エントランス付近には古本や植木も販売されています。
みんな思い思いに歩いたり、休んだりしていてとてものどかな時間が流れています。この時期はミツバチやクマバチが多く飛んでおり、花に集まって蜜を集めている姿が確認できます。近くに大きな公園や庭園がある暮らし。う~ん、イギリスっぽい。そう噛みしめながら過ごしております。
住んでみてようやく得られる贅沢なイギリスの過ごし方が、ゆっくりカフェで紅茶を飲んだり、このようなガーデンでのんびりすることのような気がします。まさしく短期の旅行では、慌ただしく観光スポットを巡るため、なかなか1日ここでゆっくりするなんていう時間は過ごせません。
庭園内には池もあり、巨大な葉をもつ植物が植わっています。まるで恐竜時代のよう。。この大きさ、伝わりづらいのがスマホの限界。。。
こんな美しいガーデンでアフタヌーンティーなんてシバいてみれば、あなたも今日から英国紳士淑女。
外のベンチに座っていると、とても可愛い友人が、机のそばに遊びに来てくれます。足元まで近づいてくれるので何度も写真を撮りました。しばらくすると飛んで行ってしまうのですが、何度も同じところに戻ってくるので、相当お気に入りの場所だったんでしょうか。ヨーロッパコマドリという種類の鳥で、ロンドンなんかでも比較的よく見かける鳥です。つぶらな瞳が可愛いですね。
警戒心の強い鳥がこんなに近くに来るのはとても不思議でしたが、思い返してみると確かにイギリスの鳥は、ハトやカラス含め、人をけっこう舐めているような感覚を受けます。。
先日は車の通りが多い道をテクテク歩いて渡るカラスを見てびっくりしました。悠然と歩くその姿はを見るに、おそらく確実に(?)ドヤ顔をキメていたことでしょう。
こちらの記事でも触れていますが、バーミンガムにおける丸々太った鳩とそのふてぶてしさについては、何かしら環境と因果関係があるのではないかと踏んでいます笑
ハトを従える好々爺。
主人を待つ犬もこの始末。
確実に「なんすか?」と言っていました。
話はそれましたが、英国式ガーデン、ゆっくりと楽しむにはうってつけのスポットです。
アフタヌーンティーから普通のカフェでも、普通の旅行では中々味わえない魅力がそこにあるはずです。
みなさんもイギリスに来た際は、このようなガーデンで異国気分を味わってみてはいかがでしょうか。
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