甘味と年相応の悩みを俯瞰する私は誰 - 03/14

拗らせて、でも人生終わりでもない程度の中途半端な叫び声



 2月14日、バレンタインデー。
 3月14日、ホワイトデー。

 Love is in the air、とモニカが言っていた。

 いい言葉だ。



 我々にとっては、お菓子を作ったり買ったりして、意中の相手や義理のある人間に送る日とされている。
 今では「お菓子を作ってみんなで送り合う日」くらいの意味になってきている、その方が気が楽だし。
 両日参戦した人間もいた。お菓子作り、好きなんだろうな。



 2月14日に送り、3月14日に返す。
 1ヶ月越しのお返事というと、ギリ忘れる圏内かもしれない。とりわけお菓子でなかったら覚えていられないだろう。

 私もバレンタインのお返しにブラウニーを作ったが、あの日誰から、何人から貰ったのかは完全に忘れていたため適当に配った。その場の全員に渡した訳では無いため、今この瞬間も誰か忘れている気がしてならない。
 Chu! だとしたらごめん。


青春をしているじゃあないか

 さて、私は第二次性徴も輝く青春も、まるごとインターネットに溶かして生きてきた。わずかな残りも溶かし続ける予定だ。

 そして私の周りにいる人間もまた、インターネットに肩まで浸かった人間だ。
 それぞれ何かしらのヲタクであることは間違いない。

 しかしなんと愚かなことだろうか。私は彼らを"同じ"だと思っていた。
 彼らに限って恋なんてしないわ、絶対。そう思い込んでいた。

 




 いや普通に周りと恋愛相談してるな!?!?!?!?!?!?



 しかも自身の奥手さを悔い、なおかつ相手の一挙手一投足に一喜一憂する余裕まで……!!!



 惚気けるねェ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!











 俺ァ、許せねえよ。

 日記部分終わり


↓自己嫌悪でやや真面目なやつ↓

 周りが愛を覚えたから何というわけではない。許せないなんて微塵も思っていない。惚気けは悪いことじゃない、輝いていけ。

🤓「漏れはコイなど興味ありませんが……」

 実際本当に興味のない人も沢山いるだろう。
 しかし真意がどうであったとしても、『恋愛に興味が無い』と言う、というのは敗北宣言に等しい。
 なぜなら言うだけノーコストだからだ。

 白旗を掲げる。自己嫌悪に付随してついてくる劣等感に抗う。持ち前の忘れっぽさで全てを忘れる。すると拗らせ尖り根暗の完成だ。

 拗らせ尖り根暗はしばしば持ち前の自己嫌悪を振るうが、自虐ネタが寒いということも分かっているしヘラ行動も傍目から見てキツいと思っているため行動不能に陥りやすい。

 余裕がない。余裕のない本人からしても怖い。
 

 こうやって衆目で暴れる私こそ、本当に恋愛に興味が無い人に対する偏見を植え付ける最悪のクズなのだろう。

 ああ、またつい、自己嫌悪が、




誰か助けてくれーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

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