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新施設が続々!生まれ変わる神戸のウオーターフロント

こんにちは、ぶらっくまです。
つい先日、新しいもの好きの私にとって、ちょっとうれしいニュースがありました。

マリンピア神戸、11月に再オープン/ラグーン新設、周辺にレストラン

「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」のラグーン周辺のイメージ(三井不動産提供)

 三井不動産(東京)は22日、建て替え中の商業施設「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」(神戸市垂水区)が11月に再開業すると発表した。目玉として整備する人工ラグーン(外海から隔てられた水域)周辺にレストランやバーベキューエリアなどを配置。眼前に明石海峡大橋が広がる好立地を生かし、にぎわいづくりを目指す。
 マリンピアは2023年1月に休館し、翌2月から解体を進めていた。敷地を従来の1・3倍に近い約10万平方メートルに広げ、2階建て延べ床面積約8万平方メートルの建物を整備する。店舗数はファッションや雑貨など約150を予定する。
 新設する人工ラグーン周辺には、飲食店や洋菓子店を手がけるポトマック(神戸市中央区)が「TOOTH TOOTH(トゥーストゥース)」を出店。地元食材を使った料理や店内製造のパン、自家製麺の生パスタ、ケーキなどを提供する。神戸土産が並ぶ物販店も併設する。

2024年5月23日付 神戸新聞朝刊記事より抜粋
「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」のメインエントランスのイメージ(三井不動産提供)

「マリンピア神戸」がある垂水区は、神戸市の南西部に位置します。淡路島と本州を結ぶ明石海峡大橋を間近に望み、リニューアルのために休館する前は、お気に入りの場所でした。再オープンは少し先になりますが、人工ラグーンなどの新しい景観が楽しみです。

もうすぐ開業の新施設もあります。上の「マリンピア神戸」よりは少し東、同じく神戸の海沿いに位置する「神戸須磨シーワールド」です。

新スマスイ 6月1日開業/料金は変動制

シャチのショーが展開される「神戸須磨シーワールド」のイメージ(グランビスタ ホテル&リゾート提供)

 須磨海浜公園(神戸市須磨区)に建設中の新しい水族館「神戸須磨シーワールド」が6月1日に開業することが決まった。水族館を運営する「グランビスタ ホテル&リゾート」(東京)が発表した。併設する「神戸須磨シーワールドホテル」も同時開業する。
 同水族館は、昨年5月に閉園した市立須磨海浜水族園を再整備。西日本で唯一、シャチのパフォーマンスが楽しめる施設となる。ガラス越しにシャチを眺められるレストランや、イルカと触れ合える「ドルフィンビーチ」なども整備する。
 利用料金は閑散期を安く、繁忙期を高くする変動制。高校生以上は2900円~3700円、4歳から中学生は1700円~1800円、65歳以上は2300円~3100円となる。
 全客室がオーシャンビューのホテルは、3月13日から宿泊予約の受け付けを始める。間近でイルカを観察できるプールを目玉に、クルーズ船をイメージした「シーワールドアクア」(1人6万6500円~)など多彩な客室を用意した。
 須磨海浜公園は2022年1月から再整備が進められ、23年9月にカフェやバーベキュー施設などの「松のもりヴィレッジ」が先行オープンした。芝生広場や大型複合遊具などを備えた一部園地も開放されている。

2024年3月13日付 神戸新聞朝刊記事より抜粋

関連して、こんなニュースもありました。

新スマスイ内覧 倍率657倍⁉

 6月1日に神戸市須磨区でオープンする新たな水族館「神戸須磨シーワールド」が企画し、市民500人を開業前に招く内覧会の抽選結果が公表された。応募総数は10万件を超え、当選倍率657倍という「レアチケット」となった。
 前身の市立須磨海浜水族園を再整備した神戸須磨シーワールドは、西日本で唯一シャチのショーが楽しめるほか、ガラス越しにシャチを眺められるレストランやイルカと触れ合える「ドルフィンビーチ」が目玉の施設となる。
 内覧会は5月30日に予定され、地元の須磨区在住者150人と、須磨区以外の市内在住者350人を無料で招待する。応募は3月18日から受け付け、市によると、当初の1週間で5万6833件の応募があり、最終的には10万3251件に達した。1件で4人分まで申し込めるため、人数換算では35万1834人分の参加希望があった。
 須磨区から2万450件、それ以外の区からは7万3990件の申し込みがあり、市外から8811件の応募もあったが、市民ではないため無効となった。市観光企画課は「期待の高さを実感する。幸運をたぐり寄せた人は一足先に楽しんでほしい」と話した。

2024年4月27日付 神戸新聞朝刊記事より抜粋
イルカと触れ合える「ドルフィンビーチ」(グランビスタ ホテル&リゾート提供)

無料だからという理由が大きいでしょうが、すごい倍率ですね。市の期待通りに人気施設となるか、注目です。

須磨海浜公園の再整備イメージ(神戸須磨Parks+Resorts共同事業体提供)

既にテレビCMなどのPRも盛んに行われています。

須磨シーワールド公式ソングにmiletミレイさん/新曲書き下ろし、アニメCMも放送

 6月1日に開業する新しい水族館「神戸須磨シーワールド」(神戸市須磨区)の公式テーマソングが、シンガー・ソングライターmilet(ミレイ)さんの新曲「Bluer」に決まった。関西2府4県でアニメを使ったテレビCMにも使われている。
 miletさんは独特の歌声と高い歌唱力で若者の人気を集め、NHK紅白歌合戦にも4年連続で出場した。新曲は公式テーマソングのために書き下ろし、「小さい頃から、水族館にいくと未知の世界に足を踏み入れたような気持ちになりワクワクしていました」「神戸須磨シーワールドがたくさんの人に愛される幸せな場所になることを願っています」などのコメントも寄せた。
 アニメCMのタイトルは「すべてのいのちは、こんなに大きい。」。地元・須磨に住む女子高校生が退屈そうに電車に乗っていると、不思議な「水族」が突然現れ、導かれるまま新水族館まで泳いでいくというストーリー。周囲の街並みも忠実に描かれている。
 CMは15秒と30秒のバージョンがあり、ユーチューブでも配信されている。

2024年5月21日付 神戸新聞朝刊記事より抜粋

神戸の海沿いの新施設といえば、記憶に新しいのが「神戸ポートタワー」のリニューアルオープンです。以前もこの「うっとこ兵庫」で少し触れましたが、こちらは市中心部のウオーターフロントに位置します。

ポートタワー、360度の絶景/2年半ぶり再開

神戸港や六甲山など神戸の景観が一望できる神戸ポートタワーの屋上デッキ=神戸市中央区波止場町

 ミナト神戸のシンボル「神戸ポートタワー」(神戸市中央区)が4月26日、約2年7カ月の改修を終えてリニューアルオープンした。地上約100メートルの屋上で360度を見渡せるデッキが整備され、神戸港や街並み、六甲山を望む新たな観光スポットになる。同日は行列ができ、訪れた人は屋上からの絶景に歓声を上げた。
 1963年開業の同タワーは赤く優美な鼓形で知られる。2021年9月から耐震補強などの改修のため営業を休止していた。
 タワーは地上1~4階の「低層フロア」と、エレベーターで上る高層の「展望フロア」(1~5階)がある。展望フロア5階から上る屋上デッキは1周約43メートルの回廊で、天井がなく潮風が感じられる。
 営業は午前9時~午後11時。年中無休。低層フロアは入場無料。展望フロアは日時指定の予約制で大人千円、小中学生400円。屋上デッキは別途、大人200円、小中学生100円が必要。予約は同タワーのホームページで。総合インフォメーションTEL050・1720・4992

2024年4月27日付 神戸新聞朝刊記事より抜粋

動画もあります。

神戸ポートタワーから程近いエリアには来春、さらに別の新施設も誕生する予定です。アリーナです。

神戸港の新アリーナ 名称決定/25年春開業、VIPフロアや周辺に飲食店

「ジーライオンアリーナ神戸」の完成予想図(One Bright KOBE提供)

 神戸港の新港第2突堤(神戸市中央区)に2025年春に開業予定のアリーナについて、運営会社の「One Bright KOBE(ワン・ブライト・コウベ)」(同区)は、名称を「ジーライオンアリーナ神戸」とすると発表した。ネーミングライツ(命名権)を自動車小売業などの「ジーライオン」(同区)が獲得した。バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)神戸ストークスの本拠地となるほか、コンサートや国際会議に対応する。
 アリーナは約1万人収容。飲食しながら観戦できるVIPラウンジなどを設ける。屋根の両端がそり上がったデザインで、阪神・淡路大震災から30年の節目に感動と興奮を発信し、世界へ羽ばたく姿を表している。
 アリーナ周辺の約1万2千平方メートルの土地は、神戸市が緑地化。運営会社が30年貸し付けを受けてカフェなどを出店し、収益を緑地の維持管理などに充てる。22年の港湾法改正で新設された港湾環境整備計画制度(みなと緑地PPP)を活用した全国初の手法という。

2024年2月9日付 神戸新聞朝刊記事より抜粋
「ジーライオンアリーナ神戸」の夜景イメージ(One Bright KOBE提供)
建設中の「ジーライオンアリーナ神戸」=3月24日撮影、神戸市中央区新港町

変貌するウオーターフロント。神戸にお出かけの際の参考にしてみてください。

〈ぶらっくま〉
1999年入社、神戸出身。オープン間近の「神戸須磨シーワールド」について、私が勤務する編集局内ではいまだ旧施設(須磨海浜水族園)の略称「スマスイ」を使っている人が大半です。長年そう呼んできた市民もそうかもしれません。新施設の略称はやはり「スマシー」でしょうか。文字にすると、なんかしっくりきませんが。「須磨シー」の方がいいですかね。どちらも、まだ神戸新聞の記事見出しで使われたことはありません。