【※10月18日更新】
新たなコンサートの日程、内容が決まりました。11月15日(水)に「神戸・布引ハーブ園散策×コントラバス・ソロ♪」を開催します。
【※ここから元の記事です】
お元気ですか、ぶらっくまです。関西ではまだ最高気温30度以上の真夏日になるところもありますが、吹く風や空の高さに、秋の色が濃くなってきました。
秋になると「○○の秋」という言い回しが増えますよね。今回は、そんな「○○」の一つ、音楽の話題です。
神戸新聞社では日々の新聞発行、ニュース発信以外に、地域でいろいろな事業やイベントなどを行っています。その中に、2021年7月に始めた「秘密のコンサート 六甲山×クラシック」があります。
一言で表すと、神戸・阪神間に連なる六甲山系を舞台に、地元ゆかりのクラシック音楽家の演奏を楽しんでもらう企画です。開始時期は、新型コロナウイルス禍の真っただ中。コンサートをはじめ多くのリアルイベントが中止を余儀なくされる中で生まれた試みでした。まずは当時の記事をご紹介します。
癒やしの音色 大自然と調和/神戸のバイオリニスト2人山上で/本紙電子版にサイト
記事にあるサイトは、下記リンクからどうぞ。サイト内の動画もぜひご覧ください!
深みのあるバイオリンの二重奏、哀愁を帯びたメロディー、野性的な岩肌が広がる「馬の背」の光景が不思議に調和し、叙情的な映像になっています。
神戸新聞の音声ニュース「めっちゃ兵庫」でも担当記者がメーキングの様子などを紹介しています。演奏の一部も聞いていただけます(番組は2021年7月10日放送分)。
21年の10月には、コロナの緊急事態宣言が解かれた合間を縫って、リアルコンサートも催しました。
「秘密のコンサート」リアル版 山歩きとバイオリン満喫
翌22年春には、第2弾を催しました。動画配信だけでなく、建築家・安藤忠雄氏設計の「風の教会」を舞台にしたコンサートも同時に企画しました。
コントラバス奏者・幣さん「風の教会」で独奏/弦の響きと自然に癒やされ
六甲高山植物園で撮影した動画では、コントラバスの幣さんと、ミュンヘン国際音楽コンクールの三重奏部門で日本人として初優勝したピアニスト秋元孝介さん=西宮市出身=が共演しています。
動画は下記リンクから。新緑のブナやヒマラヤシャクナゲなどを背景に、春風を頬に受けるような爽やかな映像になっています。
その後、22年9月、23年5月にもコンサートを催しました。演奏は、第1弾「須磨アルプス・馬の背」編に出演していただいたバイオリニストのマウロ・イウラートさんと、神戸市在住のピアニスト佐野まり子さん。
コンサート会場は、イウラートさんが六甲山上の自宅敷地の森の中に作った野外ステージでした。下記は23年5月開催時の記事です。
森に響く名曲の調べ 自然と音楽に心癒やされ
そして3度目の秋。現在、第3弾となる新たな動画と、六甲山系でのハイキングコンサートを企画中です。詳細が決まり次第、神戸新聞の紙面や電子版「神戸新聞NEXT」等で告知させていただく予定です。
コロナ禍から生まれた、一風変わった「秘密のコンサート」に今後もどうぞご期待ください。
〈ぶらっくま〉
1999年入社、神戸出身。「秘密のコンサート」には今年5月に初めて仕事で携わりました。木立に囲まれた野外ステージでの演奏中、楽器の音色と競うように、あるいは共鳴するように、森の鳥たちが歌い始めた時は(文字通り、歌っているようでした)、鳥肌が立ちました(すみません、駄じゃれのつもりではありません…)。風や木々の音、鳥のさえずりといった自然と演奏が一体となり、体験したことのないひとときでした。