春めいてきましたね。はじめまして、「ぶらっくま」です。
春風が心地良い季節、ぶらりと出かけたくなりますね。
というわけで(強引に)今回は、アニメ好き(濃度薄め)である私が、兵庫県内にある人気アニメゆかりの「聖地」を過去記事からご紹介します。
「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ(西宮市)
アニメファンには言わずと知れた京都アニメーションの大ヒット作「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ。原作も、全世界でシリーズ累計発行部数2千万部を突破し(2017年12月時点)、ライトノベルの金字塔とされます。
原作者は西宮市出身で、西宮北高校(同市苦楽園二番町)を卒業した作家・谷川流さん。作品のモデルとなった同校や市内の喫茶店、時計台といったスポットは、国内外のファンが足を運ぶことで知られます。
上記の記事から12年近くがたちますが、「聖地」の求心力は健在です(近隣住民や学校に迷惑をかけるのはファンとして論外ですが・・・)。「アニメツーリズム協会」(東京)が国内外のアニメファンの投票を参考に選んだ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88 2023年版」でも兵庫から、宝塚市の手塚治虫記念館とともに選定されました。
また悲しい記憶ですが、19年の京都アニメーション放火殺人事件の際には、国内外で愛される作品の力が改めて注目を集めました。西宮では追悼行事や同社への募金活動も行われました。
昨年夏には県立高校の再編で、西宮北高校が西宮甲山高校と統合されることが発表され、ファンにも反響が広がりました。その後、新校の場所は西宮北高とすることが決まりましたが、もう一方の西宮甲山高の在校生、卒業生らの心境や、背景にある少子化などを考えると、複雑な思いもよぎります。
「すずめの戸締まり」(神戸市)
昨年公開されたアニメ映画「すずめの戸締まり」。「聖地巡礼」ブームを呼んだ作品「君の名は。」(16年)を手がけた新海誠監督の最新作です。
リアルな描写にこだわる新海監督。スナックのママの声を担当した女優・伊藤沙莉さんの「神戸弁」もリアルでナチュラルでしたね。
ほかにもJR新神戸駅など、神戸の風景を見慣れた人なら「あっ」と反応する場面がいくつも。まるで映画公開に合わせたような、こんな出来事もありました。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(加古川市)
最後は「聖地」と呼ぶにはやや微妙ですが・・・。1月まで放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(MBS/TBS系)からです。
荒廃した地球・・・手放しで喜べない描かれ方ではありますが(汗)。「一体なぜ?」という疑問も含め、反響は大きかったようです。こんな反応もありました。
・・・言われてみれば、顔の輪郭と色は似ているような・・・。それにしても、スレッタがミオリネに贈ったペアのキーホルダーに着目するとは、市長もハマってたんでしょうか、ガンダム。
ちなみにこの作品は、ガンダムのテレビシリーズでは初めて女性が主人公で、時代変化を映した内容でも話題を呼びました。「シーズン2」が4月から放送予定で、今後の展開はもちろん、「再び加古川が登場するのか」も(局地的に)注目されます。
<ぶらっくま>
1999年入社、神戸出身。観光振興の観点で語られることが多い「聖地」ですが、見慣れた光景が新鮮に感じられる効果もありますよね。実写作品のロケ地しかり。神戸、兵庫が舞台の作品は気になります。
ロケといえば若かりし頃、信州で撮影されたドラマ「白線流し」で「神戸からの観光客」というエキストラをしたのを思い出しました。もちろんそんな設定は劇中に登場せず、ぼんやり映っただけでしたが、青春時代の小さな思い出です。