野鳥撮影の履歴書 #４【そして今現在】
キヤノンから超望遠のズームが発売されるとの噂が出始めました。びっくりするようなズーム域とそれほど高くない価格とのこと。そして発表されたのは「RF200-800mm F6.3-9 IS USM」。800mmまでという他には無い望遠域、30万円を切る価格、なかなか魅力的です。ライバルのSONYやNikon、そしてサードパーティのシグマなどから200㎜前後～600mm、20万円台で買えるレンズが出ており、野鳥撮影をする層に大きな人気を得ていました。それに対してキヤノンの100-500は望遠域が足らないし、暗めだし、高いということで微妙に同じ土俵に上がれない感じだったのです。いいレンズなんですけどねー。それらライバルを非常に意識したレンズといえます。ぜひ必要というわけではなかったのですが、予約しちゃいました。かなり品薄なようで現在でもオンラインショップで半年待ちです。まだそんなに多くは撮っていないのですが、RF100-500mmに比べて大きいので確実に機動性に欠けますね。広いフィールドで三脚に据えて撮影するのに向いているように思います。
現在の私の機材は以下のようになっています。ボディは次の2機種で、R7の方が現在は圧倒的に使用頻度が多いです。
Canon EOS R7
Canon EOS R5
レンズは使用頻度の多い順に以下のような感じです。何といってもオールマイティなのはRF100-500mmですね。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF200-800mm F6.3-9 IS USM
EF500mm F4L IS II USM
EXTENDER EF2ｘIII ＆ EXTENDER EF1.4ｘIII
Canon RF800mm F11 IS STM
Canon RF100-400mm F5.6-8 IS USM
これで当分は行けそうですが、RFの1.4倍エクステンダーがあればいいなとは思っています。ボディがMark2にリニューアルされたら考えないといけません。R5Mark2がそろそろ発表されそうなんですが…かなり高そうです。ただ、AFの進化は強烈で、R7の方がR5よりかなりよくなっています。R5Mark2はさらによくなっている可能性があるので、実機が出て様々なレポートを見てから考えることにしましょう。
NikonのZ600mmF6.3 のような少し明るさを抑えた超望遠単焦点が出れば欲しい気もしますが、70万円近くすることを考えると簡単には買えませんね。自分の野鳥写真の撮り方を考えてみたら、追いかけていく方向がズレているなとも思います。様々なシチュエーションで使える現実的なボディ、レンズセットを突き詰めていくのが自分の立ち位置です。
現実的なボディ、レンズセットってどんなのってことになりますが、ボディはAPS-C、鳥瞳追従AFがあるのは最低条件。レンズは500～600ｍｍ（キヤノンの場合、フルサイズ換算800～960mm、SONYやNikonは750～900mm）。価格はそれぞれ20～30万円、セットになると40～60万円かなと思っています。
私が自信をもってお勧めできるのは
キヤノン EOS R7(18万) ＋ RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM(37万)
計約55万円 約2,150g
他メーカーでカタログから見つくろってみると
ソニー α6700(19万) ＋ FE200-600mm F5.6-6.3 G OSS(26万)
計約45万円 約2,600g
ニコン Z50(10万) ＋ NIKKOR Z180-600mm f/5.6-6.3 VR(22万)
計約32万円 約2,400g
フジフィルム X-T5(26万) ＋ XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR(26万)
計約52万円 約2,160g
※価格はマップカメラより
フジフィルムを除いて(※フジにはフルサイズフォーマットのカメラはない)どのメーカもAPS-Cフォーマットにはあまり大きな力を注いていないのが現状です。特にニコンのZ50は価格は安いものの発売が古く、鳥瞳AFは搭載されていません。フジのボディは20～30万円に何台かあり(すべてAPS-Cフォーマット)どれが野鳥撮影に向いているのかもう一つわからないので、X-T5を例にあげています。初心者がいきなり買うには価格的に敷居が高いかもしれません。値段を抑えるにはボディは一世代前の機種にするのもひとつの手です。
キヤノン以外のセットを実際には使ったことがないので、どれくらい使えるかとはYouTubeなどを参考にしてみてください。
これから試したいお勧め？セットがあります。
キヤノン EOS R50 ＋ RF100-400mm F5.6-8 IS USM
ボディ約100,000円（今、キャッシュバック5,000円あり）、レンズ約84,000円、新品のセットに予備バッテリー、記録メディア等必要なものを買っても約20万円くらいでそろいます。R50は本当に入門機なのでいろいろな機能が簡素になっていますが、画像処理エンジンは上位機種と一緒で、上位機にせまるAF性能を持っている‥らしいです。望遠は400mmあれば換算640mmあるので十分使えると思います。セットで1kgちょい、携帯性も抜群‥のはず。キャッシュバック期間中にEOS R50を手に入れようと考えていますので、またレポートします。
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