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楠木新
2023年3月31日 13:11
神戸新開地界隈の薬局が生家私の生家は、神戸新開地・福原界隈にある薬局だった。10坪あまりの角地にあるモルタルの建物で、一階は店舗と調剤室、その奥に台所とちゃぶ台とトイレがあるだけの狭いスペースが生活の中心だった。2階は親子4人の寝室と薬の置き場と私の勉強机があった。机の横の窓から物干し場に出るという案配だ。当時の個人商店は1階が商売スペース、2階が生活の場で、風呂はない家が大半だった。も