神戸・長田区生き残り戦略ワークショップレポート3
神戸市の長田区役所で学生アルバイトをしているC・Nです。
私の「思い出の家族」は兄と喧嘩をしたことです。
私には7歳上の兄がいます。「7歳も離れているから喧嘩とかしないでしょ」とよく周りに言われていましたが、小さい頃はしょうもないことでよく喧嘩をしていました。今は全くしないですが、性格が正反対なので衝突することが多かったのかなと思います。
「第3回長田区生き残り戦略ワークショップ」開催
9月16日(木)、今回は長田区役所で「第3回長田区生き残り戦略ワークショップ」を開催しました。参加者は、前回に引き続き「長田に貢献したい」「地域の人と話したい」という意欲を持つ長田区役所と新長田合同庁舎の職員9名です(1名欠席)。
今回の第3回では、前回出されていた宿題をもとにジャーニーマップを作っていきます。
チェックイン
事務局を含め雑談
今回は事務局を含め、全員で「この2週間であったよかったこと」を発表しました。
結婚式で友達や親戚に会えたこと、ワクチン接種でなにも副反応がなかったことなどの話が出てきました。
グループごとの雑談
今回も前回と同様にテーマに沿ってグループごとに雑談しました。
テーマは「思い出の家族」。
母とよく喧嘩をしていたけど、今ではお酒の飲み友になっている話や、何か困ったときには兄がやっぱり一番頼れる存在だという話が出ていました。
お菓子
毎回このワークショップの時にお菓子が用意されるのですが、今回はQUONという長田のお店のチョコレートが出されました。ミルクチョコレートやいちご、ピスタチオ、アーモンドなどたくさんの種類があって、とてもおいしかったです。
公式サイトより引用 https://quon-choco.com/
宿題の発表
前回のワークショップでは、「自分たちで自分たちのまちの課題解決ができるような人間関係を築ける人に長田区に関わってもらう」ことを意識してペルソナのアウトラインを作りました。ワークショップの最後には、そのペルソナについての物語を作ることが宿題で出されていました。
1.人生の目標・大切にしている言葉
2.仕事(満足度・意欲・目標)
3.性格(価値観・人生観)
4.現在抱えている課題(不満・不安)
各自で4項目について3行ずつを目安に背景やストーリーを作っていき、それをもとにグループでまとめて1つの物語に編集したものを各グループが発表しました。
・Aグループ
・Bグループ
・Cグループ
「個人それぞれの意見をどのように取り込んでいくのか考えるのが大変だった」と参加者の方は話されていました。
ジャーニーマップの作製
いよいよジャーニーマップを作っていきます。
ジャーニーマップとは
ペルソナの体験について時間軸に沿って行動や感情の変化を描いた表
特徴:煩雑な行動シナリオを簡潔に表現できるので、グループで内容を共有しやすい
目的:
①一連のユーザ体験について、行動や感情を視覚することで、時間軸 の視点でユーザ体験を関係者間で共有できる
②施策のポイントを検討しやすくするとともに、理想的なユーザ体験の概要を検討できるようにする
③ ユーザ心理を理解することで、社会的価値(長田の魅力)について認識させる
1、各自で付箋に書き留めていく
ペルソナの平日・休日それぞれにおける日常の行動をまずは各自で考えていきました。ペルソナの特徴を付箋に書いていくワークをした前回は、すらすら書ける方と悩みながら書いている方方の差を大きく感じましたが、今回は全員がたくさんの付箋に書いていました。
2、内容を共有しながらグループで表を埋める
それぞれが書いた付箋を模造紙に貼っていき、グループで共有しました。
適宜、行動の状況を質問しながら、ペルソナの行動シナリオについて理解を深めていきました。たとえば、「本を読む」「図書館に行く」といった行動があれば、具体的にどのような本を読むのかを尋ねてみて、最初に挙げていた行動についてさらに考えたりメンバーで認識を共有したりできるように工夫しました。
3、行動の背後にある「思考」「感情」を追加する
各自書いた付箋に、そのような行動をする際にどのような思考・感情になっているのか、顔マークと言葉で表現していきました。
顔マークが入ることで一気に楽しい感じになり、わかりやすくなりました。班によってさまざまな顔のバリエーションがあり、みていて面白かったです。また、メンバーによって考える思考・感情の傾向がちがい、行動シナリオに厚みが出たように感じました。
発表
各グループが話し合って作製したジャーニーマップについて発表しました。
3者3様のペルソナの行動・思考・感情が出てきたので、次回の広報戦略の立案でどのようなアイデアにつながっていくのかが楽しみになりました。
振り返り
今回のワークショップで気づいたこと、学んだこと、次はこうしようなどを個人でまとめました。
参加者からの声
・ペルソナづくりをしたことによって、ジャーニーマップを作製するときに班員の考えがあまりぶれなかった。
・もっとうまく発表したかった。
・プレゼン力を身に付けたい。
・それぞれの行動内容に表情をつけることでより具体的に人物像がイメージできた。
事務局からの声
・グループメンバー全員がしっかり関わっている自信を感じた。
・若手職員が発表し、成長する機会になっていてうれしい。
・ペルソナの行動を考える際にグループメンバー目線での想像も入ってしまっていたように感じたので、思い切ってペルソナになりきるよう意識してもらった方が良かったかもしれない。
・ペルソナの行動が理想像に偏ってしまっているような感じもした。理想と現実のギャップにモヤモヤしている部分がもっと出ても良かったかもしれない。
次はいよいよ最終回。今回作ったジャーニーマップを見ながら、長田区へのかかわりを促進するための広報戦略の立案をしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。