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夕焼けの写真はなぜきれいなのか
今日は、人は夕焼けがなぜきれいと感じるのか、考えたことを書きたい。
夕焼けの写真はきれいだ。夕焼けが嫌いという人はあまり聞いたことがない。
理由の1つ目として、まずリラックス効果があげられる。人間の体は、基本的に朝起きて夜眠るようにできている。明るい朝や昼から、夜に向かう時間帯、私たちの脳みそはリラックスするように設計されているのではないだろうか。だから、その夕焼けが見える時間帯がリラックスでき、夕焼けがきれいに見えるのかもしれない。
また考えられるのは、太陽の光をまぶしすぎず視覚的に感じやすいからかもしれない。ふつう人の視覚では「明るさ」は分かっても「光」は目に見えない。夕暮れを見ると、雲間からオレンジに霞んだ光が視覚的にとらえられる。人は夕焼けを見ることで、人の体にとって大事な「太陽の光」を感じられるのだろう。
また他に考えられるのは、夕焼けの写真は多くが遠景(とおくが見える風景のこと)であり、複雑な光であるから、ということが考えられる。様々な地方で夕焼けを撮ったとき、夕焼けの色は各地で違うということに気づかされる。都会の夕焼けは赤く、海沿いの夕焼けは白い。夕焼けの色は大気中の物質の濃度の違いで変わる、つまり夕焼けはその土地の空気を映し込んでいる。何層にも重なった空気の層が、美しいグラデーションとして私たちの目に届くのだろう。
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