レタッチの勉強

レタッチの勉強のやり方について、自分なりの方法を記してみたいと思う。

レタッチの勉強には大きく分けて、写真を撮ること、他の人の写真を見ること、他の人のレタッチのデータを見ること、デッサンの4点がある。

「写真を撮ること」は、カメラの使い方、設定の仕方なども勉強になるし、また、適正な露出の勉強にもなる。適正な露出というのは、被写体(撮影しているもの)が、そのものに見える明るさ、ということではないかと思う。ブツ撮りの場合は特にそうで、一枚の写真で、被写体の製品の正しい色、質感を全て伝えられるのが理想である。露出に限らず、構図、アングル、全てその為に決まるのではないか。ただ、風景写真などは、少し違うかもしれない。幻想的な空気にしたかったら、露出を落としたり上げたり、そういう表現もある。(いつか、長野に行って、東山魁夷の緑の森のような写真を作成してみたい。)

「他の人の写真を見ること、他の人のレタッチのデータを見ること」は、直接的で何よりも早く身になる勉強だ。他の人の写真や、レタッチデータを見て、どういう露出なのか、どういったレイヤーのタイプを使っているのか、ちらっと見るだけでも非常に勉強になる。クリエイターの方には、最終的なデータのみではなくて、元データのrawやpsdのデータも、公開してもらえるとありがたいと思うことがたまにある。企業秘密なのかもしれないけど…。

「デッサン」は、写真の仕事をやっている中で、その技能が生きているのがだんだんと分かる。もう最近はやっていないが、自分の中に技能が生きている。

少しずつでも、勉強を続けていきたいと思う。


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