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きゅうり料理

わが家できゅうりの料理といえば 「きゅうり爆弾」。


昨日の「もやし料理」で紹介したしんちゃんの店のメニューである。

正直、これはしんちゃんの店オリジナルからはちょっと違う味付けになってるかもしれない。
しんちゃんの店に行ってた頃にも家で作ったのとしんちゃんの店で食べたのと「何か違う」と修正するんだけど、しばらくするとまた変わってしまう。

今うちで作ってるのは
ニンニク入りめんつゆ味。


《材料》

きゅうり   切り方は下記。
めんつゆ  関東の濃口醤油ベースがよい。うちでは近藤醸造のめんつゆ(五倍希釈)を薄めず使用。
ニンニク  たたき潰すかみじん切り。

《作り方》

① きゅうり。
ヘタを取り5センチくらいに切り揃える。
それを手のひらというか手首のつけねあたりで「バン!」とたたき割る。ないしはグッと押さえつけて割る。

1本がだいたい縦4つ位に分かれればよい。
半分に割れれば、あとは指で割りと簡単に割れる。
手のひらが無理なときはビール瓶で軽くたたく(ビール瓶は強力なので強くたたくときゅうりが粉々になってしまう)か、すりこぎで適宜たたく。

②めんつゆにニンニクを入れ、①のきゅうりを入れて馴染ませる。

めんつゆの濃さにもよるが、すぐ食べても美味しいし、しばらく置いて味が染みるとまた美味しい。


すでにお気づきかもしれない。ここで重要なポイントになるのが
「きゅうりのたたき割り方」である。

実は、元祖であるしんちゃんは、きゅうり一本をまるごと手のひらでグッグッと押し潰して割っていた。
(いや、もしかするとビール瓶でバンバン割ってたかもしれない。そこら辺の記憶はもうさだかではない)

最初私も一本まるごとを手のひらで潰していたのだが、これが難しい。

まず、なかなか割れない。
そして、割れても長大なものや粉砕されたものやら、あまりにサイズがばらばらなうえに歩留りが悪すぎる(きゅうりなのに!)。

たぶんこの料理法は「たたききゅうり」として一般的には「すりこぎで細かくたたいて割る」 (とても美しく割ってるレシピがあったので参考に ) のだと思う。

しかし。これはしんちゃんのきゅうり爆弾への感動を基にした、いわば「トリビュートきゅうり」である。

ここは私としては 手のひらでいきたい。

だから、私以外の方が普通にすりこぎで美しく作られることに何の問題もない。


ということで、とにかく、手のひらで一本丸ままきゅうりを潰すのは大変なことなのだ。

そこで試行錯誤の結果、私があみだしたのが

「最初に5センチ位に切る」

だったのだ。

ずいぶん楽です。
すぐ割れます。
しかも長さが手頃です。

というわけなので、手のひら割りに挑戦してみようという方は、一本丸まま割りが無理だったら5センチに切ってやってみてください。

ちなみに、うちでは今めんつゆを使っているが、ぽん酢でやったこともある。これはぽん酢とニンニクの加減をうまく調整できず(要するに美味しく作れなかった)没。しかし、しんちゃんのきゅうり爆弾は少し酸味もあったような気がするんだよね。

もうひとつ、ごま油も入ってたかな?とやってみたけど、これはきゅうりへの味の染み込みがいまひとつで、没。時間をかけて置けばいいのかもしれない。

七味をかけたり、砂糖を加えて中華ドレッシングな味にしても美味しいだろう。

でも、うちではめんつゆ。今のところこれが定番。

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<追記 >

この記事を朝書いて夕方Instagramみてたら「もやし料理」でご紹介した emi.sakeさんがまさにこのきゅうりをたたいて割って作るレシピをアップされていた。やはりすりこぎなどでたたいた後、割れ残りを手で割るみたいです。ご参考まで。


千切りきゅうり


一人暮らしをはじめた頃。
仕送りしてもらっての東京学生生活は、当然食事はギリギリに押さえるのが必須だった。

その頃の家ご飯定番食材は、
納豆、もやし、きゅうり。

いっとき きゅうり に、はまった。
一盛り三本、多ければ五本のきゅうり。
これをひたすら千切りにして、食べる。

炊きたてのご飯に、鰹節醤油千切りきゅうり。

うまい。

塩もみ も、 いい。

炊きたてのご飯に塩もみ千切りきゅうり、
炊きたてのご飯に塩もみ醤油千切りきゅうり、
炊きたてのご飯に塩もみ醤油鰹節千切りきゅうり。

これに ミョウガの千切り を加えたら、
もうご飯は何杯でも食べられる。

千切りきゅうりに 、ごまドレッシング、
千切りきゅうりに、 ぽん酢醤油。
サラダに 、千切りきゅうり。
鶏ガラスープに 、千切りきゅうり。

万能選手である。


そんな素晴らしい千切りきゅうり。

強いてわが家流として意識しているもの。
それは 切り方。

斜めスライスの後、千切り

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一択です。

この切り方は、八百屋さんに教えてもらった。店先で料理試食させながら料理のしかたを教えている八百屋さん。
初めて見た切り方だったし、出来上がりの野菜の端が鋭角なのが美しく、気に入って帰ってすぐやってみたのだった。

この切り方は、千切り系ではだいたい使える。(人参、ごぼうなどには最適。大根は太いので筒切りの後薄切り、千切り)

きゅうりを斜めスライスすると、
①両端の皮の色がワンポイントになり、かわいい。また、
②皮の部分が少ないので、皮を剥く必要がない。
③斜めスライス→千切り は
   筒切り→薄切り→千切り
   に比べてひと手間少ない。
④筒切り→薄切り→千切り
    の時に出る端の半端な大きさの部分が無い      ので千切りしやすい。

あと、これで千切りに目覚める!かも、しれない。

きゅうりは、千切りには程よい食材。固すぎず柔らかすぎず、太すぎず、細すぎず。

きゅうりの千切りで「千切り」に目覚めた私は、その後、キャベツの千切りで完全に「千切り好き」「なんでも千切りしたい人」になった。

千切り、楽しいよ。
あなたも千切り仲間になりませんか?

どこに住んでも楽しむのは得意な方だけど、やっぱり神戸が好き。いつか神戸に帰る日を夢見て💐いただいたお気持ちは、神戸への想いを満たす何かに使わせていただきます。皆さんにもすてきな「好きな場所」ができますように💐