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正義のヒーローは、きっと、優柔不断。


正義って聞くと、すぐに思い浮かぶのは、
きっとかっこいいヒーローたち。

スーパーマンとか、ウルトラマンとか、キャプテン・アメリカとか。
(キャプテン・アメリカは私が好きなので入れた。)

でも、本当のヒーローって、そんなんじゃない。

たぶん。

昔はヒーローが憧れだった。
成長するに従って、色々なことを知った。
物事には色々な側面があることを知った。
善悪、どっちつかずのもの、たくさんあることを知った。

私は迷子になった。

自分の意見をちゃんと発信できる人がうらやましかった。

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それからしばらく経って思うのは、決められなくていいじゃん。
決められないのも、すてきじゃない?

ってこと。
(そもそも知らないことと、決められないことは違うと思うけど。)

わたしの正義のヒーロは、きっと、
優柔不断だ。


表紙の写真は2016年3月11日に私が岩手県大槌町城山から撮影したものです。
ご不快な思いをされてしまった方には申し訳ないのですが、この写真を表紙にしたかったのには、この写真にはエピソードがあるからです。
小さく見える、町役場。これは東日本大震災で被害を受け、非常にぼろぼろになりました。これを「原爆ドーム」のように、その当時のことを忘れないために、残すか、それとも、被災し見るのも辛い人がいるから、壊してしまうか、どちらかで地元の意見が割れ、周囲の瓦礫などが綺麗にされて、更地になる中でまだ残っている状態です。
これを聞いて、見たときに、“何が正しいのか、本当に決めきれない”ことを私は強く感じました。

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